【はんなり】京都のラーメン屋さん171【食べよし】
10月27日に2作品がスタートを切り、ようやく初回視聴率が出揃った秋ドラマ。
ここ数年不調といわれてきた連ドラ界だが、今期は全体的に高視聴率が記録され、
注目度も高まっている。秋ドラマを制するのは一体どの作品なのか......?
今回もジャニタレ出演ドラマを中心に振り返ってみよう。
まずは、今期連ドラの初回視聴率で断トツトップを記録したのが、天下のキムタク主演の
TBS系『南極大陸』(初回22.2%、ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。
TBS開局60周年記念作として、局をあげて気合いを入れまくってきたこの作品、
「製作費は、役者の出演料も含めると1話につき1億円。総製作費は10億円を超えるとか......」
(テレビ局関係者)との話もあり、映画並みのスケールの大きさと豪華な出演陣も特徴だ。
「戦後、立ち上がってきた日本の姿が今に重なる」「自分も頑張るぞ! と前向きな気持ちになれる」
「キムタクの代表作になると思う」「役者陣の安定感のある演技も良い」などと高い評価が集まり、
20%超えも当然の結果と見られたが、意外にも2話19.0%、3話16.9%......と、回を重ねるごとに視聴率は低下。
「気合いが入ってるのは分かるけど、空回りしてる感じ」「ところどころ話をはしょりすぎてて
感情移入できない」「キムタクをカッコよく見せようとしすぎて白々しい」「感動させるぞ!
ってのが見え見えで逆に泣けない」など、ドラマ慣れしてしまった世間の目は意外と厳しいようだ。
初回2位の『相棒 シーズン10』(テレビ朝日系、19.7%)や『家政婦のミタ』(日本テレビ系、19.5%)など、
製作費のさほど掛かっていないドラマが2話以降も安定した視聴率を保っていることを考えれば、
早くも視聴率で逆転されてしまった『南極大陸』の今後は、かなり厳しいものとなりそうだ。