>>254 中杉は、株式会社日経企画を悪徳詐欺商法の企画会社としていた。諸々
の仏教や催眠やUFOの本を出版したりもしていたが、目玉企画は宗教法人の売買
だった。
宗教法人売買人として暗躍していた頃から、何かの飲食店で儲けてやろうと
思っていた。もちろん、その従業人は無賃金で使えるアホなカルト信者だっ
た。身体障害者への扶助などをおこなっていた宗教法人・法栄山妙法寺を詐
欺的に買収することに成功するや、その買収の権利関係をめぐって裁判沙汰
になったが、裁判引き伸ばしと控訴によって何とかウヤムヤの和解決着にでき
た。法栄山妙法寺に居た身体障害者たちに対して、生活を保障してやるとか、
高僧の資格を与えてやる等の約束によって身体障害者から数千万円を引き出し、
その資金でラーメン店の経営をしていた。花月ラーメン創業物語は、現在の
グロービート・ジャパンの経営する花月ラーメン店のカウンターに置いてある
宣伝パンフレットとはまったく異なっているのだ。
宗教法人の売買・カルト無知無能信者の利用・エセ仏教の布教・催眠術商法・
飽くなき金銭への欲求・次々と潰れ続けたラーメン店の展開、これらの諸事業
を自分の息子たちを手足として使いながら、無知なカルト信者を経営のテコと
して利用することによって現在の花月ラーメンができあがったのだ。ラーメン
の味と悪徳創業史は別のものなのかもしれないが、ニンニクげんこつラーメン
の脂がギラギラしたコッテリとした味と 中杉の心情とはウリふたつのものだ
ろう。脂がギラギラしたコッテリとしたオヤジ中杉の晩節は、どうなるやら。