【勝敗は】 ラーメン甲子園 【味だけではない】

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309『私が見たラーメンテーマパークの危ない厨房』
「1日1000杯売れますよ」
現在、計画中も含め全国に34ヶ所のラーメンテーマパークがある。
鏡花の店主、その実態を、”ラー博幻想”をみてにわかにラーメン界に乱入した都市開発コンサルティング会社「ヴィジュア・ルジャパン」の実態を暴く。
「武蔵浦和駅前 ラーメンアカデミー」での実体験をもとに語っていく。
彼らは何もしなかった。箱を作ってラーメン店を連れてきただけだ。ラー博のスタッフとの違いは歴然、と語る。
310つづき:05/02/03 00:57:02 ID:ukBN589x
「味にこだわる店はいらない」
ラーメンアカデミー側からの要求は、1日1000杯。しかも売り切れは許されない。
となると、麺やスープは外注しなければ追いつかない。しかし、鏡花店主はそれはしなかった。人材育成に心を注いだ。
ところが、VJ社のやったことは、自社系列の店舗を入り口近くという愚行。これでは<全国選抜六銘店>ではないではないか。と彼は憤る。
一見の客にはそんなことはわからない。ラー博が出来たと喜んで客が押し寄せる。そこで食べれるのがクオリティーの低い、少なくとも、全国から選抜されたものではない店のものだ。
「これが全国の代表か」とがっかりした客は、テーマパーク自体に厳しい評価を下す。それがやがて、テーマパークだけでなく、業界全体にダメージを与えるになるかもしれない。と彼は言う。
多額の先行投資をした店主は、五年くらいは続けるつもりだったところに、急遽方針転換したヴィジュアル・ジャパンが告げて言う。「味にこだわる店は一切入れない」、と。
かくて、画一化した味を出せるフランチャイズ店に、前6店がわずか一年で入れ替わってしまった。
311さいご:05/02/03 00:57:44 ID:ukBN589x
「ゴミが出ないラーメン店」
では、残ったお店、代わりに入ってきた店はどうしたか。オープンから数ヶ月、現場で仕込みをしなくなった店が現れた。
と、彼は続ける。
ダンボール以外のゴミが出ないということは、スープの外注か、市販の業務用スープを使っている可能性もあるという。
「中身を偽ってはだめですよ」と彼はさらに続ける。
ご当地ラーメンと称しながら、ご当地に店がない。これはどういうことなのか。
都市開発やかつてのショッピングモールの再利用に、ブームのラーメンが使われているだけではないか、とディベロッパーの安易な方針に警鐘を鳴らす。

もちろんこの指摘が全国すべてのラーメンテーマパークに当てはまるわけではない、としながらも、ポストの記者氏は、ヴィジュアル・ジャパンの井戸耕治社長にインタビューを敢行する。
国会答弁のような歯切れの悪い応答が続くが、この記事は次のように結ばれている。
ラーメンテーマパークが乱立しているが、今、そのクオリティーが問われている。