〈元祖１７号沿い〉巣鴨ラーメン〈復活希望〉

>>23氏に続き、24（土）に新店「らーめん屋○とう」へ逝ってきました。

東関道成田ICを出発、途中、埼玉県吉川で連れを乗せ、外環草加IC→
関越所沢IC→R463→R299→秩父に18:00到着。結構な長旅だ。

店舗は「ベスト電器」敷地内の駐車場脇、街道沿いに中2階風の佇まい。
先客は無く、まだ新しく綺麗な店内には、店主と店主より年長と思われる
店員が一人。L字型カウンターは立ち食いではなく、座席が10席ほど。
ラーメンと玉子の食券を買い着席。懐かしい店主に食券を渡しながら、
念の為「味は巣鴨の頃と同じですか？」と訊くと、店主は一瞬驚いた表情
になり、その後えらく嬉しそうに微笑みながら「・・・同じです！」。

「わざわざ東京から来てくれたんですか」「成田から来ました」「ありがとう
ございます！」などと会話を交わし、ほどなくしてラーメンが到着。
オレンジ色に近いような濃茶色のスープ、その上をビッシリと覆う背脂、
立ち上る懐かしい香り・・・そうそうコレだよコレ！
巣鴨当時と全てが同じだった。味の濃さも背脂の量も同じ。バラ肉だが
ロール状ではないチャーシューも同じ、麺も同じ。ついでに麺が軟らか目
なのまで同じだった。健康上の理由で残念ながらスープ完食は控えたが、
13ヶ月振りの再会の嬉しさとあまりの美味さに一気に食ってしまった。

店主曰く、平日は100食、土日は120食前後とのことで、連日200食ペース
だった巣鴨当時と比べると落ちるものの、これまで「ラーメン専門店」と
いうものが皆無だった一地方都市で、ましてこのような特殊なジャンルの
ラーメンで商売していることを考えると、結構いい数字だそうな。
秩父地方は生まれ故郷なんだそうで、R17工事と一身上の都合が重なり、
このたび里帰りを果たしたとのこと。

愛想の良い店主に文句無しの味。あとは、この些か特殊と言わざるを
得ないラーメンが地元住民にどれだけ受け入れられるかだが、昨年12月
に開店して7ヶ月、徐々に地元住民の中にも足繁く通う中毒患者が発生
しているらしい（笑。
万人受けするラーメンじゃないのは事実だが、一度ハマると逃れられない
強烈な中毒性があるのもまた事実。今後徐々に固定客も増えてゆくこと
だろう、などと考えながら、店主の成功を祈りつつ秩父路を後にした。
久々にいい旅をした。