◆世田谷区のラーメン屋◆ Part 7

波里・・・色々話題になってるが、俺は今の波里は好きではない。
初めて中里に開店したときの感動は大きかった。新しい味だと思った。
スープとストレート麺が絶妙だった。
しかし、その後はどんどん破綻に向かって突き進む。

まず、麺が変わる。ちじれめんに。
どうしてかと聞くと「スープに合わないから」だと。
俺はそうは思わなかった。しかし、その後段々スープも変貌を遂げていく。

そしてある日、波里は店をたたみ、沈黙する。

隣のうどん屋に聞くと「飽きたらしいよ」とのこと。
お客を無視した閉店に俺は呆れ返る。

そして数ヶ月後何故か波里はカレー屋へと変貌を遂げた。

そして数ヶ月後何故か波里は再びラーメン屋へと変貌を遂げた。

しかし、初めて開店したときの味とバランスと心意気は全く感じない駄麺に
陥っていた。
問いたい、
問いつめたい、
小一時間問いつめたい。

「一体何がしたいんだ」と。