【削除厨】立川こらく【粘着コピペ】

このエントリーをはてなブックマークに追加
21重要無名文化財
夜の部は気持ちを静めるのに大変な労力を使ってしまった。私が言いたいのは・・・この前座、稽古初日
から毎日稽古場に来て我々の動きを見ているはずなのである。みんなが舞台の上で起こることにピリピリ
しながら細かい取り決めをしてきたのである。出演者同士、舞台の上で少しでも変更点があったときには、
「今度ここをこうしますから、こうやって下さい」とか、「こう言いますので驚かないで下さいね」と、
前もって打ち合わせをしてきているのである。この前座の気まぐれで、ある日から突然黒石のふたの上に
白石が貼ってあった。そういう変更点は、やる方が動揺しないように、「碁はこういうルールなので、こ
ういう風にしました」と言ってくるのが当然なのである。そうすれば、前もって「それはやめろ!!」と、
こちらも止めることが出来たのである。彼は芝居を全く見ていないことが分かった。ふたに碁石が貼り付
けてあったら、そのふたを閉める動作が封じられるのである。稽古を見ていれば、動きを封じるような真
似をわざわざする馬鹿はいない。師匠が本当に好きならば、師匠がどうすれば喜ぶか・・・判りそうなも
んである。今は芝居が成功すること・・・これが師匠への一番の気の使い方なのだ。相手は自分の師匠で
はなく私であるが、ここで動きがぎこちなくなって、芝居のリズムがおかしくなったら、芝居がむちゃく
ちゃになってしまうのである。こいつ・・・本当に師匠が好きなのかなぁ・・・。