137 :
☆本日浅草の昼の部の開口一番の出来事☆:
10月26日の鈴本が初高座だった扇(木久扇師弟子)が勤め、演目は「たらちね」
「比較的難しい前座噺じゃないか」という俺の予想は的中して序盤からあぶなっかしい。
=====================これ以降はあくまで個人的妄想です。===========================
立前座(一佐?):おいおい危ないな。扇がこけたときに備えてリレーの準備をしておけ
前座一同:了解しまスタ
---扇が噺に詰まって観客から「頑張れ」「落ち着け」の声。これに対し扇は「すみません」
---と小さな声で呟いたが、頭の中が真っ白になったのか、8代目桂文楽の「勉強し直してま
---いります。」ならぬ「お次が控えています」で楽屋に逃げ込んだ。---------
立前座(一佐?):出動せよ。→はな平
はな平:あわてて高座に出てサラ口の時間を意識してか早口で「たらちね」の続きをやり、
「ガンガラガンのザックザク サークサクのポーリポリ」まではなんとか頑張っ
たがこちらもいきなりの高座のせいか「お次が控えています」
立前座(一佐?):アンカーはお前だ→花いち
花いち:「自らの姓名を問いたもうや・・・・・」からなんとかサゲまでたどりつく
====================個人的妄想オワリ=============================================
楽屋入りして間もない前座さんが噺に詰まるということは当然想定されることなのですが、
それをカバーするため複数の前座さんがリレー方式でサラ口出番まで繋ぐというシーンを
見たのは初めてでした。
ちなみにその後高座返しに出てきた扇さんは目が赤かったみたいで楽屋で泣いたのかな。
上記のとおり彼女が詰まったシーンで温かい声援が飛び交っていましたが、もしあれが
男性前座だったらどうだったんでしょうね。
まあ扇さんも若干18歳とのことなんで今後の成長を温かく見守ってあげましょう。
あとこの前座リレーが私の妄想どうりに立前座の指示によるものなら、危機管理がしっかり
していると賞賛したいです。・・・・とつたない文章によるハプニング報告でした。
138 :
重要無名文化財:2008/11/02(日) 21:03:44
後に「前座リレー」という名の小噺として語り継がれたという。
139 :
☆本日浅草の昼の部の開口一番の出来事☆:2008/11/02(日) 21:06:08
>>138 彼女は仙花の妹とか柳原加奈子似とかいう指摘があるけど、エクボが目立つよ。
>>137 なんだその、寄席らしい「ちょっといい話」
でも、その「妄想」どおりかもしれませんね
そんな経験をした前座さんの、これからの精進に期待したいです
扇は13年後、無事真打に昇進。副業をはじめる。
前座時代のしくじりを忘れないようにと、
餅に「たらちね」の四文字を書いて売り出したところ、
これが江戸中の評判となり、店は大いに栄えたという。
たらちね餅由来の一席。