鈴本が熱い

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658重要無名文化財
はじめて、書き込みさせていただきます。
542で私の知人が「中トリ」の件で最初に書いたらしく、その編集の仕事をしている者です。

楽しく見させていただきました。熱気があっていいですね。知人から連絡を受けて、
639さんの「中トリ」を使っている書物を教えてほしい、についてお答えします。

実は「中トリ」という表記は多くの書物で使われています。
信頼できる資料として、ひとつ御紹介すると、
読売新聞社発行の「志ん生! 落語ワンダーランド」
その中で、東京かわら版元編集長の大友浩氏と演芸作家・評論家の畠山健二氏の対談があります。
タイトルは「夢の定席番組表」
  1993年初版なので、みな役付けが若く今読むと面白いですよ。
  まだ絶版ではないと思いますので、ぜひ買ってみてください。
で、その対談の中で両氏とも「中トリ」を使っております。

ちなみに「なかまえ」「なかご」という言い方があります。
それは「中入り前の番組」「中入り後の番組」を指して使う場合が多いので、
「中入り前」=「中トリ」は誤解を招くかもしれませんが、
「中入り前は誰なの」とか会話のなかで使うのは問題ないですよね。要は伝われば良いのですから。
それと「中トリ」=「副主任」と表記する場合もあります、
その場合「主任」があって、それを受けての使い方です。

「中トリ」=「中入り」という言い方は知りませんでした。勉強不足ですみません。
お仲間うちで「中トリ」=「中入り」の共通認識があるならば、使われても問題無いのでは。
ただ、今現在「仲入り」=「休憩時間」で広く認知されているので、
ちょっと、通じにくいかもしれませんね。

それと、席亭さんの番組表は「仲入り」ですが
出版物では「中入り」で表記することもあります。これはどちらでも良いと思います。
639さん、長くなりましたが、ご参考になれば幸いです。