1 :
重要無名文化財:
現在放送なり寄席なりで語られる噺で、こういう表現を使用する場合
何か配慮はあるのでしょうか?江戸や明治では当たり前のように
使われてきたと思いますし、これを変えると雰囲気が崩れるものも
あるはずです。実体験・意見を聞かせてください。
ちなみに私は米朝師匠で「乞食にやってどないするねん」という
つっこみを聴きましたが、差別的な印象は受けませんでした。
2 :
重要無名文化財:02/02/24 22:56
さん喬師匠がたまに寄席でかけられる「心眼」は、明治時代の盲人の話。
よって「どめくら」なんて言葉が出てきます。
2回ほど聴いたことがありますがさん喬師、いつもマクラで差別用語の
話を振りますね。
座頭市をテレビ放映すると、差別用語を消してしまうのでせりふが「この
×××め!」となり、かえって「おいおい、いまなんて言ったんだよ」って
「×××」の部分が気になってしまう・・・といったネタ。
それ自体が、ただ言葉を消せばよい、という差別語狩りの批判ともとれる。
ま、そんな堅苦しいことを感じさせず、おだやかに、もちろん差別の意図の
無いことを客に分からせた上で噺に入る話術はさすがです。
でもテレビじゃ放映できないんだろうなあ、やっぱり。
3 :
重要無名文化財:02/02/25 01:08
「乞食」って言葉が使えなかったら「黄金餅」はできないと思うが。
放送でもきちんと「乞食坊主」って言ってるの何度も聴いた事あるぞ。
「代書」も本来は「ポンでーす」なんかのあとに朝鮮人が出てきて
一悶着あるらしい。やってほしいです。
5 :
重要無名文化財:02/02/25 01:19
寄席じゃ、泥棒と聾とけちん坊の三ぼうは聴きに来ないって枕があるけれど
障害者が客席にいる場合は、その手の話を出さないように配慮している。
もちろん、いなければ何でもあり。
池袋演芸場のようなコアな寄席では、皇族ネタ、障害者ネタ、性ネタ、なん
でも平気でしゃべってる。
6 :
重要無名文化財:02/02/25 01:37
>>5 池袋で志ん輔師がその枕やったときは、寄席に障害者の方がいなくても
「もしお身内にそのような方がいたら申し訳ございません」と
付け足していたが、そこまでして話すべき枕なのかなあと思って
しまう・・・んでもって泥棒の時にも「もしお身内にそのような方が
いたら申し訳ございません」と笑いをとっていたが・・・お約束だけど。
7 :
重要無名文化財:02/02/25 01:44
やっぱり放送禁止用語がでてくるとちょっとひいてしまうなあ。
おしのふりする釣りの話し合ったよね。喜多八師がやってたけど。
あんまりいい感じしないなあ。
基地外ってのもよくないなあ。
くだらない噺をした喬太郎師の後に権太楼師が出てきて、
「我々は喬太郎のことを楽屋では基地外喬太郎と呼んでまして・・・」
おもしろいけど、俺はちょっとひいてしまう・・
8 :
重要無名文化財:02/02/25 01:45
以前、「おしの釣り」という落語を本牧5人会で聴いたとき、
前の席に補聴器かけた若者がいたのでひやっとしたよ。
耳に引っ掛ける小さい補聴器だと、ぱっと見前からはわからないね。
スカパーで昔のアニメやドラマ見てると、基地街とかびっことか
平気で出てくるよ。
9 :
重要無名文化財:02/02/25 01:53
「乞食」とかはともかく、障害者の話しは避けるべきだと思うよ。
「おしの釣り」なんてありゃもう最悪だと思う。
乞食で言えばぎりぎりで笑えるのが、桃太郎師のネタでしょうか。
「ホームレスが難しそうな本読んでるから何読んでのかなと思って
覗いて見たら、『古事記』だった・・・」
これは「乞食」じゃなくて「古事記」だから別にいいのね。爆笑したけど。
10 :
重要無名文化財:02/02/25 02:29
「ふたなり」なんて、噺自体が出来なくなるねぇ
11 :
重要無名文化財:02/02/25 03:53
あ、おしってろうあ社のことだったのか。
12 :
重要無名文化財:02/02/25 04:01
正確には、あ者。
でもさ、新作やマクラでわざわざ言うことはないけど、差別ってのは、あったし、今もあるという事実を隠せばなくなるわけじゃないけどね。
13 :
重要無名文化財:02/02/25 04:14
>>9 質問なんだけど、障害者の噺を避けるべきと言うなら与太郎の噺は避けるべき?
(志ん五師匠の与太郎は完全に白痴キャラだ)
人身売買の被害者(の率の高い)と思われる遊女の噺は避けるべき?
放送は避けるべきだけど寄席なら良い?それとも不特定な客がいる会ではしないべき?
パラリンピックだと同じ種目でも障害の重さ別になっているけど、それは放送しないで
存在を抹殺すべき?
ドラマには五体満足な人しか出ちゃいけない?障害者を登場人物の中に入れては
いけない?
現実に障害者がいるんだから無視しないで扱っても問題ないのではないか?
俺個人としては存在を抹殺するほうが差別だと思うぞ。
放送コードで『唖』がダメで『聾唖者』なら良いってのも理由解らない。
びっこ、ツンボ、いざり、ちんば、めくら等など、健状者との区別の言葉は必要なんじゃないか?
区別と差別は違う、ということを「良識者」を自認する人に徹底してわかって欲しい。
ただ、彼ら障害を持つものは意外な言葉で傷つくようである。
「めくらめっぽう」なんかは割りと気にしてないようだ。
15 :
重要無名文化財:02/02/25 15:03
こういうスレッドが成立していることが疑問。
おまえら、バカか?
16 :
重要無名文化財:02/02/25 15:45
17 :
重要無名文化財:02/02/25 16:11
あ〜あ
伝統芸能板にも言葉狩りか・・
お〜 こわぁ〜
18 :
重要無名文化財:02/02/25 16:50
言葉狩りというよりも、何だろうな・・・。
伝統芸能だからこそ、今の放送ジャンルで自粛されている
差別用語が自然に出てくるんじゃないの?
昔から引き継いだ芸能には、当時の慣習なり思想なりが反映されて
当然で、そこにまで皆が言う「言葉狩り」的な風潮が立ち入ってくるべきか
否かを話そうというんでしょ?
19 :
重要無名文化財:02/02/25 19:18
>>16 落語っていうのは、差別構造が当然の時代に生まれたもの。
劣ってるやつを笑うことで、カタルシスを感じさせる芸能だ。
差別があるのは当たり前。
この言葉は障害者にとって傷つくの云々という話し合いは、
進歩的社会人とか、市民活動家の土俵に上がってしまうことになる。
落語は、そういう土俵にはのらないものだとオレは思う。
のせてはいけないもの。のせちまったら、落語じゃなくなる。
20 :
重要無名文化財:02/02/25 20:41
今年の正月NHKの寄席中継で固有ザが「乞食」って言ってたが・・・
生放送だったが、その後お詫びとかでなかったから大して気にはならないのだが。
何のネタやったかは覚えてないわ。
21 :
重要無名文化財:02/02/25 21:34
なんだ乞食で詫びいれなきゃならんのかね? テレビは(w
乞食は差別語かね
ホームレスなら良くてさ
しかしホームレスってのも結構きつい言葉だと思うがね そういう意味でとらえるんなら・・
傷ついたり不快に思う人がいりゃ使っちゃ駄目なの? じゃあデブもハゲもチビも駄目なんだ(w
いやな時代になりましたね〜 偽善だらけの
今の日本は福祉国家である→生活保護の制度がある→よって本来、日本には
「乞食」はいないはずである
差別云々とはまた別に、こういう理由で、お上は「乞食」という言葉が公に
使われるのを毛嫌いするらしい。
スレ違いでスマソ.
23 :
重要無名文化財:02/02/25 22:34
>22
「お上」じゃなくて一部の馬鹿サヨやユスリタカリの類だろ
かかわるの面倒だからテキト−にやってんだろ
しかしあんたも特異な発想するな
「乞食(こじき)」にめくじら立ててる人は、「乞食(こつじき)」を乞食(乞食)と混同して一緒に叩く
やめてくれ
>>22,23
福祉国家云々という役人の公式見解があるというのは、よく聞くウワサだけ
ど、(ネットでもたまに見かける)ホントなの?
今度厚生労働省にでも聞いてみよう。
ま、でも少なくとも落語の世界にはホントに乞食がでてくるんだから、使っ
てもいいと(というか、使わざるを得ない)と思うけどねえ、右や左のダン
ナ様ぁ。
26 :
重要無名文化財:02/02/26 01:22
>>20 「千早振る」だったね。「三年たって〜」のくだり。省くのは不可能だな。
あのときは最初の一度だけ「乞食」と言って、あとはうまくボカしていた。
うまいやり方だと個人的には思ったね>小遊三
メディア慣れしてるだけのことはある。
>>22が書いている「国の見解」は
中島らもがエッセイで取り上げている(「こらっ」集英社文庫)。
国の見解を捏造するような非常識な人ではないと思うので、
信用してもいいだろうが、ソースを見たいのは確かだな。
放送局側のスタンスは、表現はともかく
>>23の言う通りだろう。
(馬鹿サヨというような頭の悪い用語を使うのには反対だが)
落語には本質的に、弱者を虐げようというニュアンスは少ない。
与太郎なんぞは、今の世の中じゃ明らかに「障害者」だろうが、
養護学校へ隔離されるわけでもなく、健常者と共生しているんだ
という見方だって成り立つわけだ。そういう意味じゃ先進的だよ。
そもそも、落語家を含めた芸人自体が、社会の中では
「差別される側」だったという歴史的背景も含めて、
簡単に「安易な言葉狩り」には屈して欲しくないものだ。
長文失礼。こういう話題こそ匿名掲示板ならではと思い
ついつい長くなってしまった。
落語ではないが、狂言には身体障害者を笑い者にする話がいくつもあります。
芥川は、片足が不自由な者と、片手の指が5本ともない者が遊びに行くって話だけど、
最後は喧嘩になって、互いに「足がない」「指がない」って罵り合う。
不聞座頭は、耳の悪い男と目の見えない男が留守番をするが、互いに
健常者でないことをばかにしあう。で、いかに相手を嬲るかを画策していくという話。
見ていてとても辛いです。笑えません。
どちらもコンセプトは「目くそ鼻くそを笑う」という感じです。
身障者を題材にせずとも、このコンセプトにそった狂言は他にもたくさんあるので、
個人的には廃曲にしても差し障りないようなきもします。
差別に笑いは付き物ですから、こういうものが存在しているのも当たり前なんですけどね。
28 :
重要無名文化財:02/04/02 12:21
だれだったかがやった「子ほめ」
「ふ〜ん、赤いから赤ん坊か。じゃぁ青かったら青ん坊、黒かったら黒ん坊か」
古典芸能はマスメディアと切り離して考えるべきでしょう。
テレビで見るのは古典芸能では無いと言いきってしまう。
やはり、生で見てこそ、見られてこそ。
29 :
重要無名文化財:02/04/02 12:53
思うんだけどさー、差別用語をわざわざお上が定めて、禁止するっていうのは、
表現の自由にはひっかからないの?
その言葉によって傷つく人がいるってんなら、
>>21のいうように、他にも
いっぱいそんな言葉はあると思うんだけど、どこで線引きしてるわけ?
「ハゲ」によって傷つくハゲは障害者ではないけど、「めくら」によって傷つく
めくらは障害者だから、お上が規制して、守らなきゃって感じ?
そういうこそ差別ではないのかなあ。
30 :
重要無名文化財:02/04/02 14:28
>思うんだけどさー、差別用語をわざわざお上が定めて、禁止するって
>いうのは、表現の自由にはひっかからないの?
別に「お上が定めて」いるわけではない。放送禁止用語っていうのはマ
スコミが自主規制しているだけ。といっても各社ごとに裏マニュアルが
ちゃんとあるんだが。
早い話が「差別だ!」つって暴れ込んでくる一部の団体や個人がうるさ
いから、面倒だから使わないようにしちゃえってことで、実際は「差別
」がどうこうなんてほとんど考えてないんだよな。
31 :
重要無名文化財:02/04/02 15:15
八代目文楽の「按摩の炬燵」が聞きたいんだが。
32 :
重要無名文化財:02/04/02 15:45
だいたいアホマスコミが決めたテメーたちの基準に
なんで一般人が縛られる必要あるのよ?
言葉なんざ自己責任で自分の基準で使えばいいんだよ
33 :
重要無名文化財:02/04/02 19:39
つーか、いちいち過剰反応するなっての。
落語って基本的にライブ芸なんだからさ。いっちゃあなんだが
放送コードはみたいなものはないのよ。
上にあがってる「きちがい」なんてのは電波にこそ流れはしないけど
日常的に使ってる言葉でしょ。
「差別用語をつかわねーで噺を構成しろや」とか言うかも知れんが
不自然になっちゃうんだよそれだと。時代背景とかも考えるとさ。
「じゃあ、そんな噺やるな!」という事言い出す人がいたら
落ち着いて考えて見てくれや。自分の発言のアホさに気が付くと思うからさ。
34 :
重要無名文化財:02/04/02 19:43
35 :
重要無名文化財:02/06/14 02:50
あきめくらという言葉はNHKでは流されなかった。
36 :
重要無名文化財:02/06/18 13:16
んーでも、確かに昔からの芸能って、障害がある人を嗤うもの、
多いよね。なんでだろ?
>「じゃあ、そんな噺やるな!」という事言い出す人がいたら
>落ち着いて考えて見てくれや。自分の発言のアホさに気が付くと思うからさ。
やるな、とまでは思わないけど。
別に放送コードにひっかかるから使うな、という問題でなくてね、
なんというか・・そういうことを笑いのネタにしたような作品って
いうものに、疑問を感じるわけ、残酷だなあ、と。
なにも言葉だけのことなら、問題にすることはないと思うけど、
それと、「差別を笑いにすること」とは切り離した方がいいと思う。
今現在ネタを考えている漫才やコントなんかでは、そういう笑いは
ほとんどないと思うんだよね。でも面白い人は面白いよ、充分。
だから、あまりに差別をテーマに笑いをとる作品は、狂言であれ落語であれ、
廃れさせていった方がいい、と個人的には思いますが。
>36
今の漫才やコントも、美醜をネタにしたり
性差別をしたりしてると思う。イジメそのままの笑いとか。
もし障害者差別はダメで、他の差別はOKだとしたら、
それが一番根深い障害者差別じゃないかな。
38 :
重要無名文化財:02/06/18 14:01
>>37 障害者差別だけを否定するつもりはないです。
すべての差別、誰かを嗤い者にする・傷つけることで成り立つ笑い、
そのものがいらない、と。
そんなことを題材にしなくても、面白いネタはいくらでもあると思う。
39 :
重要無名文化財:02/06/18 14:24
>38
なんか検閲っぽくてどうかと思う。
差別的なネタっていっても成立事情や背景を考慮して鑑賞したり
実演したら大丈夫だし有益なのでは?
ただいたずらに差別的なネタはしない方がいい、廃れた方がいい
などというのもどうかと。
40 :
重要無名文化財:02/06/18 15:53
>>38 いや、笑いに差別は絶対必要なんだ。基本的に面白いんだよ差別は。
君の偏狭な善悪感で笑いを管理しようとするのは止めてくれ。
41 :
重要無名文化財:02/06/18 16:07
>>36 障害がある人を嗤うものが多いとは思えないなぁ。
障害のある人も健常者と同じように扱い、社会にも
参加していたから、そこで生じる行き違いを笑いに
している感じじゃないかな。
むしろ現代のように、金を与えて社会から締め出し、
言葉狩りでメディアでもその存在を無いもののように
扱う事の方が差別としては根深いように感じるが...
42 :
重要無名文化財:02/06/18 16:54
>41
禿堂。
43 :
重要無名文化財:02/06/18 17:55
同じ肯定論でも、
>>40と
>>41では、意味が違うようだね。
間違わないでほしいけど、私(
>>36 >>38)は、個人的な意見として
書いているだけだよ。
>君の偏狭な善悪感で笑いを管理しようとするのは止めてくれ。
こんなふうにとるのもどうかと。
なんだかんだ言って、
>>39 >>40 >>41あたりの人にはきっと身近に
障害者はいないんだと思うね。
>>41のいうように、はれものにさわるような、いたずらな言葉狩りは私も
絶対反対だ。
その存在をないもののように扱うことを良しと思っているのではない。
ただ、例えば
>>27のような題材を、あえて選ぶ意味が私にはわからないのだ。
それこそいたずらに誰かを傷つけることだと思うのだが。
他に、面白いものもいっぱいあるだろうに、と思うね。
>>40のように言われてしまうと、私とはあまりにも価値観が違うので
議論にもなりにくいが、
>いや、笑いに差別は絶対必要なんだ。基本的に面白いんだよ差別は。
という感覚の人がけっこういるのだとしたら・・・まあ絶望的だな、
差別をなくす(笑いがどうとかだけでなくね)のは。
こういう人って、匿名じゃなくても、この意見を言えるんだろうか?
>43
>なんだかんだ言って、
>>39 >>40 >>41あたりの人にはきっと身近に
>障害者はいないんだと思うね。
ハア?論点がずれてねえか。
身近にはいないですがだからといって差別を助長もしてませんが?
27の題材だって演者の腕次第の様な気もするが?
俺が書いたのは作品ができた時代背景は現在とはまったく異なると
思うし、その作品が成立した事情ってのを勘案すべきだということ。
積極的に演じなくてもいいと思うがかといって作品の存在は認めるべきだし
演じ方次第かと思う。
インフォメーションがあったら変な誤解は生じないと思うが。
究極的には障害者本人じゃないと不快かどうかってわからん話の
ような気もする。43は障害のある方が身近にいるの?
45 :
重要無名文化財:02/06/18 18:04
>43
あなた自分は笑われる対象に含まれないと思ってない?
46 :
重要無名文化財:02/06/18 18:09
これも華氏微熱たんの予感。
>>43 >なんだかんだ言って、
>>39 >>40 >>41あたりの人にはきっと身近に
>障害者はいないんだと思うね。
祖父は、背中に外から見てわかるほどの奇形のある
聾唖者だったよ。
それでも一人前の職人として、立派に一家を支えてきた。
近所のガキ共は「せむし せむし」と囃し立てたけど、
「事実だから仕方ないわな」と笑う祖父を、俺は誇りに
思ってた。
そんな風に育ったから、41のような考えになったんだが、
間違ってるかね?
27のような題材は、たしかに愉快ではないが、そこまで
ヒドイのは「多くない」というのが、俺の認識なんだが...
笑いを取る、っていうのは笑う立場と笑われる立場を区別して始めて可能なわけで、
いわゆる「ほのぼのとした笑い」は観客が笑われる立場を共有できるから成立する。
「ああ、俺もああなんだよなぁ」って笑い。
まぁネタの作り方にもよるけど、障害者をネタにした笑いっていうのもケチな人を
笑ったり尊大な人を笑ったりするのと同様のネタの一つ。
障害っていうのは単なる個性に過ぎない、っていうことになってるんじゃないんだっけ?
49 :
重要無名文化財:02/06/18 18:33
くだらねーことで熱くなれる君たちってキチガイだね。精神障害のキチガイだね。
そして乞食だね乞食。
なんか変な虫か動物のようだ。市ね
>>41はそういう経験をしたようだが、それでも
>>27のようなものを
「愉快でない」程度に受け入れられるとは、恐れ入るね、強いんだな。
>>44 論点がずれてますかね?
お察しのとおり、身近に障害を持った者がいるのでね。
>>44のような意見は、理屈だな、と。
本当に傷つく人の気持ちはわからないようだな、と。
それを考えるのが大事なことだと思うんだけどね、理屈より。
>作品ができた時代背景は現在とはまったく異なると
>思うし、その作品が成立した事情ってのを勘案すべきだということ。
作品自体の存在を認めるな、というのではないよ。
差別が当たり前だった時代から、差別をなくそうと、少なくとも
なく「そう」としている時代へと変化しているわけだよね。
そのこと自体は、私は進歩だと思っているんだよ、おおまかに言って。
もちろん、言葉狩りなどの弊害や、「臭いものに蓋」的だという
意見も否定しきれないが、それでも今、部落という言葉自体を
知らない若者も増えていると思われるし、徐々に良い方向に
向かっていくと思うんだよね。
だからこそ、今、そういった題材で笑いをとる方向に戻ることは
ないんではないかと。
51 :
重要無名文化財:02/06/18 18:34
>49
43?反論できなくなって逆切れ?
52 :
重要無名文化財:02/06/18 18:37
>>43 言わんとする事はわかるがね。
誰かを傷つけるかも知れないって理由で押さえ込むのは、
君自身が反対している「はれものにさわるような」事なんだよ。
傷つけられる側がヤメてくれと言うなら、話は別だがね。
寄席では視覚障害者が客席にいると、楽屋にそれが伝わり
盲人の噺を避けるのは、良く知られている事だけど、それは
視覚障害者への配慮ではなく、「盲人がいるのにあんな噺を
...」と感じる人への対策になっている。
じっさい、俺の知っている視覚障害者は『「心眼」「景清」が
聞きたいのに掛けてもらえない』とボヤいている。
こうなると、ある意味逆差別だと思わない?
>50
>本当に傷つく人の気持ちはわからないようだな
本当にわかるとは思わないよ。わかるなんていえない。
かるくわかるなんて言う事はそれこそ当事者に失礼だと思う。
理屈だと言われようが俺にはそういう考えしかできない。
あなたが「個人的な意見」をいうように「個人的な意見」を
述べているだけ。
別に積極的に演ずることもないって書いたの読んでる?
でも、
>>41に対する書き方はいただけないと思うが。
何か嫌な感じがするのは俺だけか?
>それでも今、部落という言葉自体を
>知らない若者も増えていると思われるし、徐々に良い方向に
>向かっていくと思うんだよね
これ本気で言ってる?良い方向だと思ってるの?
そういう差別の歴史を知らないままいるのもいいことだとは思えないが。
>誰かを傷つけるかも知れないって理由で押さえ込むのは、
>君自身が反対している「はれものにさわるような」事なんだよ。
>傷つけられる側がヤメてくれと言うなら、話は別だがね。
俺もこの意見に同意。
55 :
重要無名文化財:02/06/18 18:48
>>50 >差別が当たり前だった時代から、差別をなくそうと、少なくとも
>なく「そう」としている時代へと変化しているわけだよね。
そうかな?
「なくそう」としてきた結果、無理が出てきたのが現状じゃないか?
56 :
重要無名文化財:02/06/18 18:52
確かに文体や反論の仕方が華氏微熱ソクーリだなあ。また来たの?
57 :
重要無名文化財:02/06/18 18:53
58 :
重要無名文化財:02/06/18 19:02
43 の考えで逝くと、結局「言葉狩り」になっちゃうんだよな・・
身障者をネタに笑う笑いもあるってことを認めなきゃ。それは
誰かの快不快という偏狭な主観で存在を脅かされるものではない
貴重な文化なんだ。
一人でも不愉快に思う人がいたらそれはこの世から抹殺すべしなん
てちょっと傲りすぎじゃないか?
そんなこと言ったら一菌や談生の存在なんて許されないぞ(w
59 :
重要無名文化財:02/06/18 19:05
>53
>それでも今、部落という言葉自体を
>知らない若者も増えていると思われるし、徐々に良い方向に
>向かっていくと思うんだよね
この発言からも意識しているにせよ無意識にせよ言葉狩り推進論者っぽい
印象を受けるな。
落語じゃないんだけど、とある能会で
「乞食は差別語だから違う言葉を考えよう」と言って考え出されたのが
「街頭で自分のために募金を募る人」とかなんとかだとか(本当はもっと長かった)
別に誰かのことを指して言っているわけではないんだし、
いいと思うんだけど…
61 :
重要無名文化財:02/06/19 23:22
乞食なんてそもそも自業自得なんだから、そんな気を遣う
必要全くなし。
62 :
重要無名文化財:02/06/19 23:24
>61
煽ってますなあ(ワラ
43タンを召還しようとしてる?
>60
ポリティカリー・コレクト(これで正しいか記憶が不正確だが)みたいだな。
63 :
重要無名文化財:02/06/19 23:35
乞食には「お貰い」、「お薦」という尊敬語がちゃんとあるじゃ
ないか。
>>53
>でも、
>>41に対する書き方はいただけないと思うが。
>何か嫌な感じがするのは俺だけか?
同感。尻馬に乗るようでナンだけど、>>47の書き込みの時に、カキコする
本人が何の迷いも逡巡も無かったとは思いにくいし(無かったのかも知れないけど)、
それでも敢えて書き込んでるんだとしたら、その真摯な態度に対するにあのレス
てのはあんまりおざなりなのじゃなかろうか。
まず自身が即断でものを述べた事への反省の弁は無いのかなあ、と思ってしまう。
他ならぬ、あれ程までに傷付く(かもしれない)人への配慮を重要視する人の
態度だからこそ、かえって目についてしまうのだけど…。
>>47
>部落という言葉自体を知らない若者も増えていると思われるし、
知らない(あるいは知らされない)、ということがすなわち
「臭いものには蓋」だと思うんだけど。今は無くても無かったことには
ならないし、してはいけない事ではないの?
どんなに不当な差別があったとしても、それだって私たち自身の歴史なんだし。
そういえば、落語でそういうの(被差別部落関係)って何かあったかなあ?
65 :
重要無名文化財:02/06/20 22:21
>さん喬師匠がたまに寄席でかけられる「心眼」
初めて聞いたときとても感動したのを覚えています。
ある意味落語のマイナーさもありがたく思われました。
もっとメジャーだったら絶対難癖つける人がいるだろうから
66 :
重要無名文化財:02/06/20 22:48
別に盲はメクラでいいじゃねえか。
67 :
重要無名文化財:02/06/21 10:27
はい、ではここの皆さんは、約一名をのぞき、
差別用語推進派、ということで、よろしいですかー?
ここでは落着!
で、何かかわるのか?
68 :
重要無名文化財:02/06/21 12:57
極論が好きだね。変わらないんじゃないの。
69 :
重要無名文化財:02/06/21 13:21
志ん生のCDで一部カットしていると謳っているのがある
あんなのは文化にたいする冒涜だとおもふ
70 :
重要無名文化財:02/06/21 14:16
>>67 マジレスするのもなんだが...
推進派じゃないよ。
過度にならない程度に注意すべきだとは思うし、
使わなくて良いところにまで使う必要はない。
既に世に出てしまった作品、特に今さら修正の
利かない故人のものには、手を加えるべきではない。
といったところ。
ふと思ったんだが
>>60の
落語じゃないんだけど、とある能会で
「乞食は差別語だから違う言葉を考えよう」と言って考え出されたのが
「街頭で自分のために募金を募る人」とかなんとかだとか(本当はもっと長かった)
こういう差別用語の言い換えで、ネタが1本出来そうだとオモタ
スレ違いsage
72 :
重要無名文化財:02/06/22 01:16
差別用語推進派というより、条件付き容認派。
落語でなく、実際に「メクラ」が罵倒語として使われていた現場に
居合わせてしまった事があったけど、あれはちょっと勘弁して欲しかった。
あのときの事を思い起こすと、なんか、>>52で出てた、視覚障害者が
「心眼」などを生で聞こうとすると…って話は、やっぱりお座敷にでも
呼ばないと難しいんだろうな、とは思うな。
73 :
重要無名文化財:02/06/28 01:28
桂吉朝さんが「おしの釣り」を得意ネタでよくやってはるけど、
舞台(ホール)でもテレビでも題名も変えて、おしのくだりになる前に
「話半ばでございます」で切っちゃってますね。
ただ、サンケイホールにて桂吉朝さんが上記ネタをいつものように
「おし」という用語を出さん前に切り上げはったその後すぐに
人間国宝の米朝師匠が
>>5の
「寄席じゃ、泥棒と聾とけちん坊の三ぼうは聴きに来ない 」
の枕、思いっきりやってました(笑
ツ○ボとツ○ボの会話という小話もつけて、耳を疑いましたよ、ホント。
著書のエッセイにも「オ○コの語源」というものがあったり、
放送禁止用語自体、文化として認めたはらへんのでしょうな。
74 :
重要無名文化財:02/08/17 11:03
平成噺塚つくらねえといけねえなぁ (詠嘆
75 :
重要無名文化財:02/08/17 18:19
障害者に対する見方が変わって、その結果今までの「おしの釣り」みたいなのが
受けなくなって、だんだん噺家もやらなくなる・・・っていうのなら分かる。
世の中の変化を感じとって噺家が自然にやらなくなるってんならね。
でもマスコミやプロ市民の圧力でやめるのは納得がいかん。なんか違う。
76 :
重要無名文化財:02/09/10 23:23
噺家次第ということでどうでしょう?
世間に受け入れられなくなったら、噺家だって自然にやめるでしょうし。
77 :
重要無名文化財:02/09/11 00:02
噺家も気を使って、客席に足の悪い人がいたら、
「足の悪い人がおられます」と楽屋に貼っていたんだって。
ある日、頭に怪我をした人が来ていて、
「今日は頭の悪い人がおられます」と書いたのが木久蔵。
>77 藁
私も条件付き肯定派かなぁ。
寄席に限らず歌舞伎や演劇でも差別用語はつきものだし。
その場合、「その台詞を言った人物は、差別用語を吐くような
品性のないキャラクターである」という点に
作者の意図がある場合もあるわけで。
まぁ
>>27みたいなのはちょっとどうかと思うけど・・・
79 :
重要無名文化財:02/09/11 00:27
銃刀法という法律がございます。
世の中には、銘刀とかを持つと、つい使ってしまいたいというお方もいるようで、
ケンカの折りなぞに、カッとなって刀を抜いたり、ピストルを乱射してしまう、
そういうことを防ぐという目的のようですな。
まあ、人を傷つけるようなもんは、必要もないのに持たんでも、ええということですな。
ところが、一般のお方が持っていても、作ってもいい刀や銃もある。
それは文化財としてならええということらしいですな。
伝統技術の保存のためなら作っていいし、教育委員会の鑑定書が付いたような刀は持ってええそうです。
まあ、言葉を法律で規制なんてことはできません。
けど、人を傷つけるような言葉は、まあ、使わん方がよろしい。
けど、歌舞伎・文楽・浄瑠璃に落語、文化財として価値あるもんに、ようけ、使ぅてある。
こら、まあ、今さら、過去にあったことを変えるわけにもいけません。
そういう歴史的があった、いうことで使わして貰わなあきまへん。
まあ、無形文化財保持者に認定される見込みが、とうていないようなお方は
使わんでよろしい。
80 :
重要無名文化財:02/09/11 00:31
僕の知り合いに、めくらの人がいるんだけど(あえてめくらと言う)、この
人も落語が好きでたまに行くらしいのだが、席につくまでは友達に手を引い
てもらったりして、必ず白い杖は隠すんだそうです。
だって、差別語が言えなくなったら、落語がつまんないじゃん、とその人は
言ってます。
僕は、彼とはよく会うけど、実際の障害者はちゃんと割り切っているよ。
差別語ぐらいでオタオタすんな、と言いたい。
(だいたい乞食なんてコトバは気にするほどのもんか?)
81 :
重要無名文化財:
文楽では、コトバの部分にある否認を古事記と言い換えてますね。
節の部分じゃ言い換えようがないので・・・・・太功記十日目がかからん。