『疑惑の笑点』 (USJ・田楽・ピンハネ)
こん平「さ〜仕事だ、仕事だ!はりきっていこう!!」
楽太郎「あいかわらずうるせぇなぁ」
小遊三「まぁまぁ、いいじゃないですか、そういうキャラなんだから」
歌 丸「でもねぇ、近ごろ円楽さんの様子がおかしいと思わないか?」
好 楽「そうかな?ただ年とっただけじゃないの?」
木久蔵「ダハハハー」
楽太郎「・・・木久ちゃんはしょうがねぇなぁ」
円 楽「さぁ笑点、大喜利のコーナーです。まずは第二問」
一 同「いきなり第二問かよ!」「おいおい!」「なんだよそれ!」
円 楽「うるさい、いいの。第二問はやりくり川柳です。最近は大阪でUSJが
人気です。そこでU・S・Jを頭に付けて川柳を作ってください」
(パチパチパチ)
歌 丸「問題はいつもとあまり変わらないな」
円 楽「はい、小遊三さん」
小遊三「上着から スッと抜き取る 十万円」
円 楽「泥棒だよそれじゃ。山田くん、座布団1枚取りなさい」
小遊三「ありゃ、最初から取られちゃった」
円 楽「はい、こん平さん」
こん平「うまい米 主食の国が じゃパンかな」
円 楽「くだらないね。座布団1枚取っちゃって」
こん平「なんだよ!」
円 楽「はい木久蔵さん」
木久蔵「ユーフォーが 空の上から、えーと、・・・ジャジャジャジャーン!」
円 楽「何やってんだか。山田くん、1枚取りなさい」
木久蔵「あーもう」
円 楽「はい歌丸さん」
歌 丸「馬小屋で しみじみ思う 自分の身」
円 楽「誰のことだよ。1枚持ってけ」
歌 丸「おやおや」
円 楽「はい、楽太郎さん」
楽太郎「うしろから そっと引っぱる じじいの毛」
歌 丸「よせよ、おい」
円 楽「ひどいね。山田くん、全部持ってって」
楽太郎「全部かよ〜」
円 楽「それでは、笑点このへんでおひらき。また来週をお楽しみに」
一 同「えっ、もう終わりかよ!」「おいおい!」「なんだよそれ!」
好 楽「皆さん皆さん、ちょっと集まってくださいよ」
歌 丸「どうした」
好 楽「ね、円楽師匠なんか変でしょ?結局座布団を1枚もくれなかったでしょ」
こん平「それなんだよ。何があったんだろ?」
好 楽「実はね、きょうは特別にスポンサーから祝儀が出てたでしょ?」
小遊三「あぁ、もらったもらった。円楽師匠が1万円ずつ配ってたな」
好 楽「あれね、本当は1万円じゃなくて一人10万円で、座布団の数に応じて
1万円ずつくれることになってたらしいんですよ」
楽太郎「何それ?聞いてないよ」
好 楽「えぇ、だから誰にも座布団あげないで、みんなに1万円ずつ渡しといて、
残りは自分がピンハネしちゃったらしいですよ」(パチパチパチ)
木久蔵「なんだよ!それはひどい!」
楽太郎「・・・木久ちゃんは金もうけのことになるとハッキリするなぁ」
歌 丸「とりあえず円楽さんの所に掛け合いに行きましょう」
歌 丸「円楽さん、スポンサーからの祝儀をピンハネしたってぇじゃないですか。
本当ですか」
円 楽「えっ、いや、そんなことはしていない」
楽太郎「あっ!その祝儀袋は何ですか!「楽太郎さん江」「こん平さん江」って、
メンバーの名前が書いてある!」
円 楽「しまった!・・・うぅむ、ばれてしまったことは仕方がない、責任は
取らせてもらう」
こん平「どうするんです?祝儀を返すだけじゃすみませんよ」
円 楽「うん、三遊亭円楽の名跡を返上する」
好 楽「ええっ!それで師匠、名前はどうするんですか」
円 楽「実はもう考えてあるんだ」
小遊三「用意周到だなぁ。さては計画的な犯行だな。で、なんてェ名前です?」
円 楽「三遊亭田楽だ」(パチパチパチ)
小遊三「で、田楽ぅ?? 道理で、ミソをつけやがった」
ドンドン