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名無し野電車区:
鉄道ジャーナル8月号より
中央締結式ブレーキ
日本で最初にそれを着目したのはJR東日本で、2005年から試験車両FASTECH360にドイツ製の中央締結式ブレーキとそれに準じて設計した日本製の中央締結式ブレーキディスク(量産車の場合、電動車はドイツ製、付随車は日本製)が正式に採用された。
この方針はE5系の流れを含むE6系、E7系、W7系も同じである。
そして2013年になって、日本製の中央締結式ブレーキディスクがN700Aに採用されたのである。
E5系の登場翌年2010年に、ブレーキディスクを日本製の内周締結式からドイツ製の中央締結式に変更した高速列車がある。
中国のCRH360Aで、日本のE2系をベースにしたCRH2に改良を加えた高速列車である。中国では日本生まれのCRH2とドイツ生まれのCRH3を同じ路線で営業列車に投入し、膨大な比較データを取ってブレーキに関してはドイツに軍配を上げた。
CRH380Aは日本のE2系をベースに500系の良さを加味したような列車だが、磨耗ブレーキはいいとこ取りしてドイツ製の中央締結ブレーキディスクを採用したのである。