【DIESEL CAR】JR九州の気動車たち26【DIESEL CAR】

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483名無し野電車区
WEB版にも記事があるみたいだが、会員制だから紙面から書き起こしてみた。
2014年7月3日 毎日新聞 西部本社版 1面より

JR九州が蓄電池電車
ディーゼル車に比べCO2半減、排ガスゼロ
17年度導入

JR九州はディーゼル車に代わる次世代車両となる蓄電池電車を設計・製造し、2017年度にも導入する方針だ。
既存車両を改造した試験運行を昨年度終え、実用化にほぼめどが付いた。新車両は16年度にも完成させる。
現在約300両あるディーゼル車のうち、老朽化する150〜200両を約10年以内に蓄電池電車に入れ替える。
観光列車や豪華寝台列車「ななつ星in九州」への投入も将来検討する。
蓄電池電車は、床下に大容量リチウムイオン電池などを設置する。ディーゼル車に比べ、エネルギー使用量は
原油換算で2割削減でき、二酸化炭素排出量も半減し、排ガスもゼロになるという。
JR九州のディーゼル車は製造から30年以上経過した車両が6割を占め、目安と言われる40年の更新時期が迫っている。
また、同社の在来線総延長(1984`)のうち、4割が架線がない非電化区間で、多くが過疎化地域を走るローカル線だ。
蓄電池電車化により、多額の設備投資やメンテナンス費が必要な電化区間にしなくても済む。
新車両は数億円かけて開発。空気抵抗を減らすデザインにして軽量・省エネ化を図り、製造費は2倍以下に抑える。
初年度は6編成(1編成2両)程度を導入する見込み。
JR東日本は今年3月、烏山線(栃木県)で蓄電池駆動電車「ACCUM(アキュム)」の営業運転を開始した。
【中園敦二】