東北新幹線 part.84

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752名無し野電車区
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Geoff Brumfiel, Ocean still suffering from Fukushima fallout, Nature, 14. November. 2012., doi:10.1038/nature.2012.11823
http://www.nature.com/news/ocean-still-suffering-from-fukushima-fallout-1.11823

要約
マサチューセッツのウッズホール海洋研究所の試算によると、16.2ペタ(10^15)ベクレルの放射性セシウムが海へと流れ込み、ほぼ同じ量が大気中へと拡散していったようだ。

太平洋へ流れ出たほとんどの放射性物質は極々低濃度へと希釈されていったが、
原発周辺の海では事故後18ヶ月経った現在でも、予測に反してセシウム137が約1000ベクレルから低下していない。
これはヒトの健康へ影響を与えるような量ではないが、周辺の多くの漁業関係者は依然として操業を再開することができず、経済的に大きな打撃を与えてしまっている。

ではなぜ原発周辺の海での放射性セシウムの量が減らないのだろうか。
東京大学のJota Kanda博士によると、3つの原因が考えられるという。
1つは、地上に降り注いでいた放射性物質が雨によって川から海へと流されていること。
2つめは、原発自体が依然として毎月約0.3テラ(10^12)ベクレルの放射性物質を漏出してしまっていること。

しかしこれら2つは小さな影響しか与えておらず、3つ目が最も大きな影響であるという。
それは海へと沈殿した堆積物に大量の放射性物質が含まれているということだ。
例えば原発周辺の海底では、約95テラベクレルの放射性セシウムが見つかっている。
http://blog.livedoor.jp/xcrex/archives/65719356.html