東北新幹線 part.84

このエントリーをはてなブックマークに追加
665名無し野電車区
奇跡の牛:宮城農業高で飼育 23日全国大会へ

東日本大震災で被災した宮城県農業高(宮城県名取市)で飼育され、津波で流されながら生還した乳牛が
出産した「サニー」が23日、静岡県御殿場市で開かれる全国規模の品評会に出品される。「奇跡的に受け
継がれた命を多くの人に見てもらいたい」と生徒たちも意気込んでいる。

同校で飼育されていた乳牛は、震災で34頭中20頭が死んだ。サニーは、生き残った牛のおなかの中にいて、
昨夏に生まれた。「奇跡の牛」と話題にもなり、昨年10月から同校の仮設校舎で、畜産専攻の生徒らが
えさやりなどの世話をしている。

品評会は、5年に1度開催される乳牛のホルスタイン種を対象にした「全日本ブラックアンドホワイトショウ」
(全国ホルスタイン改良協議会主催)。サニーは、10月末に岩手県内で開かれた品評会で、未経産の14〜
16カ月未満の部門で高評価を受け、出場権を獲得した。県内の高校が飼育した牛が出品されるのは初めてという。

大会を直前に控え、同専攻の生徒たちは毎日、日が暮れた後に牛舎に集まり、サニーの体を洗ったり、歩く
練習を繰り返してきた。リードを握る同校2年、須田空流(くうる)さん(16)は「先輩とかの協力が
あって参加できる。全国の人に見せたい」と大舞台を心待ちにしていた。【小川昌宏】

http://mainichi.jp/select/news/20121116k0000m040071000c.html

http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20120618dde041040080000c.html
http://img.mainichi.jp/mainichi.jp/feature/20110311/images/20120618k0000e040143000p_size5.jpg
品評会で、牛の「サニー」が第1部の1位となり、応援に駆けつけた生徒とタッチを交わす長崎良祐さん(中央)
=宮城県美里町で2012年6月18日午前10時29分、小川昌宏撮影