渡部恒三氏、政界引退へ 衆院選「出馬しない」
民主党最高顧問の渡部恒三衆院議員(80)=福島4区=は14日、福島民友新聞社の取材に対し、次期衆院選の対応について
「出馬しない」と述べ、政界引退する方針を示した。1969(昭和44)年衆院選で初当選以降、14回連続で当選し、衆院副議長、
通産、自治(国家公安)、厚生の各相を歴任した重鎮は、半世紀にわたる政治活動に終止符を打つ。会津の地盤を引き継ぐ候補は
決まっておらず、擁立作業は難航している。
渡部氏は取材に対し「地元に80歳になるので勘弁してくださいと言っている。16日解散でも、衆院選には出馬しない」と明言した。
これまでは引退を示唆する一方で、時期は示していなかった。民主党福島4区総支部と渡部氏の後援会は、野田佳彦首相の
衆院解散の意向を受け、次期候補者擁立を急ぐ。渡部氏は後援会幹部に対し、若手の育成と発掘を伝えている。
(2012年11月15日 福島民友ニュース)
http://www.minyu-net.com/news/news/1115/news1.html