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横浜から新幹線で3時間。そこから山陽線普通電車で1時間。私は岡山県笠岡駅に降り立った。日は既に暮れている。
この駅は山陽線の快速電車が停車するだけでなく、来年からは「近場」に新幹線駅も開業するとだけあって、整備が急ピッチで進んでいる。
山陽線の2階改札を出ると去年移設された驚くほど巨大な岡山県の新県庁が見える。まるでどこかの共産主義国の巨大な建造物を見ているかの様な錯覚に陥る。 何でも初めてここに来る観光客はこの時点で圧倒されるという。
なるほど、確かにそうかもしれない。重厚な煉瓦造りのこの建物は巨大なだけではなく、何より気品がある。
噂によると有事の際はここ笠岡に行政機関を移管するのだという。
エスカレーターを使い4階へ上がる。井笠鉄道笠岡南線に乗車するためだ。
笠岡南線は笠岡駅から笠岡新都心駅までを結ぶ全長2kmの短い路線だが、日中でも3分ヘッドで運行している。
なぜなら笠岡新都心駅から井笠線に乗り入れる列車が殆どだからだ。
井笠線は岡山県西部を走る全線複々線の環状路線。現状では山手線に次ぐ規模の路線だと言われている。
2015年度からは神奈川県ののどかな山間を走る省線「横浜線」と直通運転が始まる。
1番ホームから発車する井笠線直通電車に飛び乗った。運良く新型車両のIKASA-03系に乗ることができた。車内は満員御礼だ。
発車して暫くすると、観光客から歓声が上がる。
http://livedoor.blogimg.jp/news4wide/imgs/b/a/bab1093c.jpg 笠岡駅周辺の町並みに感動したようだ。10年前、井笠鉄道社長が「美しい街・笠岡」をスローガンとして再開発を行ったのだ。
笠岡駅周辺はロンドンを模して作ったらしい。
笠岡新都心駅に着いた。
http://livedoor.2.blogimg.jp/copipe_hozondojo/imgs/0/6/068c314f.jpg ここも10年前の井笠鉄道社長によって開発された地域だ。彼のカリスマ性は抜群だった。
私が今回、笠岡市を訪れて思ったことは、「東京よりも都会」ということだ。
まるでこの世とは思えないような空間は素晴らしいことこの上ない。東京やニューヨークは笠岡市に数百年の遅れをとっていることだろう。