【さようなら】東北新幹線スレ83【Maxやまびこ】

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157名無し野電車区
浜通りの大動脈・常磐自動車道が3年後にも全線開通する。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で
工事が中断している区間で除染が来年6月に完了する見通しとなったためだ。浜通りを南北に縦断する
常磐道の早期全線開通は沿岸部の復興、再生に大きく寄与する。1日も早い完成を望む。
 埼玉県三郷市から宮城県亘理町に至る常磐道は全長約300キロ。県内では大震災前に常磐富岡IC以南が開通、
相双地方といわき市、さらに首都圏とを結ぶ大きな役割を担っていた。
 大震災に加えて原発事故が発生したため補修、建設工事がストップした。広野―常磐富岡IC間(17km)では
路面とのり面が崩れた箇所がある。補修を急ぎ、平成25年度までに再開通する。
 大震災前に工事の進捗率が約80%に達していた浪江―南相馬IC間(18キロ)は舗装、
ガードレール設置の工事を進めて26年度中に開通を目指す。
 常磐富岡―浪江IC間(14km)は、放射線量が年間50ミリシーベルトを超えて人の立ち入りが認められない
場所がある。環境省が実施した除染モデル事業で、年間50ミリシーベルト以下に低減できる結果が出た。
年内に本格的な除染を始め、来年6月までに完了するのが可能だという。この区間は27年度中の開通が有力だ。
 常磐道の常磐富岡-相馬IC間(46km)はもともと今年3月までに開通する予定だった。南相馬―相馬IC間(14km)だけが4月に開通していた。
 双葉郡内の警戒区域を通る6号国道は、一般の車両が自由に走ることができない。地元市町村の他、県トラック協会相双支部も、
南相馬IC以南の常磐道を1日も早く通れるよう強く訴えていた。トラックで物資を首都圏に運ぶ際は、阿武隈山地を越えて東北自動車道か
4号国道に入らなければならず、その分時間と燃料代が多くかかる。道路が狭く曲がっている上、坂道も多く、特に路面が凍結する冬期間はドライバーの負担も大きい。
JR常磐線が原ノ町駅以南で運行されないほか、6号国道も自由に通行できないため、相双地方は
大震災後、「陸の孤島」になっている。常磐道が全線開通すれば、救急患者の搬送にも役立つなど効果は極めて大きい。
工事には課題もある。工事の作業員が受ける被ばく線量の低減を図るとともに除染に伴う汚染廃棄物の管理を徹底してほしい。(佐藤 晴雄)

http://www.minpo.jp/news/detail/201209183700