東京電力は15日、福島第1原発の汚染水の塩分や放射性セシウムなどを低減させる
淡水化装置が置かれている建屋内で、汚染水が漏えいしたと発表した。同原発事故以降、
淡水化装置関連の水漏れは少なくとも7件起きているという。
東電によると、巡回中の同社社員が15日午前9時40分すぎ、
同原発4号機原子炉建屋南西側にある淡水化装置に接続されている高圧ポンプの
継ぎ目付近から、汚染水が漏れているのを確認。装置を停止させ、同11時15分に
漏えいは止まった。
漏れた汚染水は約50平方メートルの範囲に及び、表面線量は
1時間当たり1.4ミリシーベルト。セシウムなどのガンマ線を出す放射性物質は
ある程度除去されているものの、ベータ線を出すストロンチウムなどは
高い濃度で含まれている。
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http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012091500187