九州新幹線の乗り入れなどで乗降客が増えている大阪の玄関口・JR新大阪駅で、
大規模な改良工事が進んでおり、周囲の街に開かれた便利な駅への変身を図る。
今月22日には駅北口を新設、阪急電鉄が北隣に開業する複合ビル「新大阪阪急ビル」(17階建て)を通じ、
これまで直接行き来できなかった北方面のオフィス街につながる。
今年度末には28年ぶりに新幹線ホームも増設し、ダイヤ混乱時の素早い復旧や将来の増発が可能になる。
JR東海が、東海道新幹線の各駅で進める耐震補強と駅改良の一環として、07年に着手した。
北口は、駅西向きにある新幹線「中央口」のそばにできる。新大阪阪急ビルの3階に直結し、
同ビルを通り抜けて新御堂筋(国道423号)沿いの歩道デッキに出られる。これまでは駅が南北の往来を阻んでいた。
「中央口」は、これまで入場専用の「中央入口」だったが、出場もできるように変えた。
駅南向きにある出場専用の「中央出口」も、入出場できる「南口」にし、
北口開設で生まれる人の流れに備えている。駅の改札内にも、
串カツやたこ焼きなど大阪の味を楽しめるフードコートを開業している。
http://mainichi.jp/select/news/20120816k0000e020172000c.html