東海道・山陽新幹線 117

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■ JR東海の4〜6月、純利益最高に JR西日本も62%増

 東海旅客鉄道(JR東海)と西日本旅客鉄道(JR西日本)は27日、2012年4〜6月期連結決算を発表した。
純利益はJR東海が前年同期比66%増の614億円と同四半期として過去最高を更新、JR西日本が同62%増
の163億円だった。ともに新幹線を中心に運輸業が好調だった。東日本大震災の影響一巡や、流通業が底堅
かったことも利益を押し上げた。

 売上高はJR東海が12%増の3806億円。JR西日本が3%増の3105億円。ともに4〜6月期として過去最高
となった。

 JR東海は新幹線と在来線を合わせた運輸収入が14%増えた。新幹線でビジネス利用が伸びたのに加え、
5月に開業した東京スカイツリーなど関東方面へ向かう観光客の増加も後押しした。子会社の百貨店「ジェイ
アール名古屋タカシマヤ」をはじめとする流通業も売上高が8%伸びた。

 JR西日本は山陽・九州新幹線の直通運転で鉄道事業を中心とした運輸業が好調だった。大阪駅の新駅ビ
ルの開業効果もあり、運輸収入が4%の増収となった。新駅ビル内の百貨店などの商業施設の売上高も上乗
せになった。

 利益面では、JR東海が長期債務の圧縮を進め、支払利息が減少したことも寄与。純利益が5期ぶりに過去
最高を更新した。JR西日本は新駅ビル開業関連の費用がなくなったほか、単体で年金関連の費用が減り、2
ケタ増益を確保した。

 13年3月期通期の業績見通しについては、そろって期初予想を据え置いた。JR東海は売上高が前期比3%
増の1兆5520億円、純利益が30%増の1730億円の見通し。5期ぶりの過去最高益を見込む。運輸収入が当初
想定を大幅に上回って推移しているが、同社では「電力供給や欧州の政情不安など不安定要素が多い」という。
 JR西日本は売上高が前期並みの1兆2880億円、純利益が73%増の510億円の見通し。7月以降は震災の反
動による鉄道事業の需要増が落ち着くため売上高の伸びはないが、新大阪駅ビル開業に伴う経費減少や税金
関連の負担減で大幅増益を見込む。

http://www.nikkei.com/article/DGXNZO44242450X20C12A7DT1000/