田中正造百回忌 100人遺徳しのぶ
足尾銅山鉱毒事件の解決に尽力した田中正造(1841〜1913年)の百回忌と、
カツ夫人の七十七回忌法要が1日、菩提(ぼだい)寺である佐野市小中町の浄蓮寺で営まれ、
参列した地元住民ら約100人が遺徳をしのんだ。
法要は9月4日の命日を前に、田中の旧宅を管理する
財団法人「小中農教倶楽部(くらぶ)」(篠崎勝宏理事長)が行っている。
住職の読経にあわせて参列者が焼香をした後、地元の女性らによるご詠歌と踊りが披露された。
篠崎理事長は「法要が永久に続くようこれからも進めていきたい」とあいさつ。
岡部正英・佐野市長は「百回忌という大きな節目を迎えたことにお礼申し上げる。
来年の没後100年では、市としても正造の偉業を顕彰したい」と話した。
4日は、田中の本葬が行われた同市金井上町の佐野厄除大師(惣宗寺)で法要が営まれる。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20120901-OYT8T01158.htm