福島 全袋検査のコメ販売始まる
8月28日 16時30分
早場米の収穫が先週から始まった福島県で、すべてのコメ袋を対象に放射性物質を調べる全袋検査で、
安全性に問題のないことが確認された早場米の販売が始まりました。
販売されたのは、今月23日に福島県二本松市で収穫された「五百川」という品種の早場米で、
全袋検査によって放射性物質の濃度が基準値以下であることが確認され、28日、店頭で売り出されました。
二本松市のJAの直売所では、合わせて100キロが、1袋2キロ、800円で販売されたほか、
炊きたてのコメの試食も用意され、客たちは新米の味を確かめながら次々と購入していました。
一つ一つのコメ袋には、携帯電話で読み込める2次元コードが貼られ、
購入した人が検査結果などを調べることができます。
コメを購入した女性は
「待ちに待ったという感じです。子どももいますが、
きちんと検査されているので、安心して口にできます。
さっそく今晩炊いて、頂きます」
と話していました。
コメを販売したJAみちのく安達の齋藤道雄組合長は、
「消費者の方々には、
愛情を込めて育ててきた生産者の気持ちをご理解いただいて、
1粒でも多く消費していただきたい」
と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120828/k10014594311000.html