大船渡線沿線の市長、BRT仮復旧容認へ
< 2012年8月27日 21:35 >
東日本大震災で被災し、一部区間で不通になっているJR大船渡線について、沿線の3市の市長は27日、「JR東日本」が提案しているBRT(=バス高速輸送システム)による
仮復旧を受け入れる方向を示した。しかし、条件面などJR東日本からの回答について市議会から意見を聴いた後で、正式回答することになった。
BRTは専用道路を設けてバスを走らせるもので、JR気仙沼線の一部区間では、被災した線路を取り払い、専用道路にして、20日から暫定運行が始まっている。
27日に岩手・大船渡市で開かれた会議では、沿線の大船渡市と岩手・陸前高田市、宮城・気仙沼市からJR東日本に対し、全線を鉄道で復旧することを前提に、
復旧までの代替交通としてBRTの早期運行開始や、陸前高田市の海沿いのルートを高台を通るルートに変更することなど14項目の要望が出された。
3市からの要望に対し、JR東日本は、鉄道での復旧については明確な回答を避けたが、BRTでの仮復旧に関する要望については前向きに受け入れる回答をしたという。
http://www.news24.jp/articles/2012/08/27/07212646.html