南大隅町処分場問題で大隅4市5町が反対
福島第一原発の事故で放射性物質に汚染された土などを捨てる「最終処分場」の有力候補地として、
南大隅町が浮上している問題で、南大隅町を含む大隅地域の全ての市長や町長が、
建設に反対する意向を示しました。
鹿屋市の嶋田芳博市長は、27日開かれた記者会見の中で、
報道陣の質問に対して「放射性の物質がこの地域に最終処分で入ってくると農業あるいは水産、
畜産全体が壊滅的な打撃を受ける。反対の立場をとりたい」と答え、建設に反対する考えをしめしました。
また、今月24日に南大隅町を含む大隅地域の全4市5町の市長や町長が建設反対の意思を確認したことを明らかにし、
「汚染土の安全な処分方法が確立されていないこと、
大隅地域は食の供給基地として安心安全な農作物の生産供給に取り組んでいることから
汚染土の持ち込みについては反対する」との共同コメントを出しました。
一方、27日は鹿屋市などで活動する3つの市民団体が鹿屋市に建設反対の陳情を行っており、
大隅地域では最終処分場建設に対する反対の声が高まっています。
http://www.mbc.co.jp/newsfile/mbc_news_disp.php?ibocd=00227236_20120827