中四国に新幹線網、「山陰」など要望 近畿知事会
http://www.nnn.co.jp/news/120531/20120531013.html 鳥取県を含む2府8県からなる近畿ブロック知事会は30日、伯耆町丸山の大山ロイヤルホテルで会議を開き、
山陰新幹線(大阪−下関間)など中四国地方の高速鉄道網の整備について、国に要望していくことを決めた。
鳥取県の平井伸治知事が東日本大震災を踏まえた国土軸形成の一環として提言し、他の知事も賛同した。
同会議では、災害に備えたインフラ整備や首都機能の一部移転などを協議。
平井知事は、関西を核に日本全土を支えるため、関西に入る複数のルートを確保する必要性を主張。
「かねて山陰や四国を通る新幹線のルートが計画されたが、いま一度議論を提起して災害に強い国土軸をつくる必要がある」と訴えた。
この意見に、徳島県の飯泉嘉門知事が同調。関西から四国を通り九州に抜ける四国新幹線構想を念頭に
「阪神淡路大震災でも議論になったが、大動脈である山陽新幹線の代替機能をしっかり持つべきだ。
今こそ近畿から訴える必要がある」と“援護射撃”した。
★国土強靱化法案を提出=自民
自民党は4日、災害に強い国土造りを推進する国土強靱(きょうじん)化基本法案を
衆院に提出した。災害の際の避難路や緊急輸送道路の整備、多様な通信手段の確保を進
める。同党は民間資金も含め10年間で200兆円規模の事業費を想定している。
党国土強靱化総合調査会長として法案取りまとめに当たった二階俊博元経済産業相は
提出後、国会内で記者団に「災害をどこで食い止めるか、事前防災という精神、哲学を
入れて対応していきたい」と述べた。
■ソース(時事通信)(2012/06/04-16:50)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012060400663