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名無し野電車区:
え?これどういうこと?
JR西 ATS3か所、設置漏れ 全41整備し 稼動
JR福知山線脱線事故を受け、全国の鉄道事業者が整備を進めている自動 列車停止装置(ATS)について、JR西日本金沢支社は28日、設置対象 の選定ミスで本来設置すべき3か所が対象外となっていたと発表した。
同支 社は該当の3か所を含む管内全41か所に設置を終え、同日から装置は稼働 を始めた。トラブルは起きていないという。
ATSは、線路の分岐点やカーブなどで、スピードが出過ぎた際に警報を 出し、車両が自動的にブレーキをかける装置。
国土交通省は2006年3月 に省令を改正し、16年6月までに整備対象箇所への設置を義務づけた。
対象外となっていたのは、越中大門駅(射水市)、高岡駅(高岡市)、鯖 江駅(福井県鯖江市)の構内にある分岐器の3か所。
省令基準の対象となっ ているのは越中大門駅だけで、高岡、鯖江駅は、JRが自主的に定めたより 厳しい基準の対象となっていた。
同支社は設置か所を選定する際に、ホームから分岐器までの距離や分岐の 角度といった判断材料となる数値を誤り、3か所を含めなかった。
今月初 旬、金沢列車区から「越中大門駅にはATSは必要ないのか」と聞かれ、同 支社が確認したところ、3か所で設置されていないことが判明した。
同支社の辻本建(はじめ)広報室長は28日、金沢市内で記者会見し、 「チェックが不十分だった。今後は複数人によるダブルチェックを行い、再 発防止に努めたい」と述べた。
(2012年5月29日 読売新聞)