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名無し野電車区:
Qなぜ福井先行開業なのですか?
Aその方が、線路使用料が早く入ってくるからです。早く入ってくれば、残りの区間の建設費に回せることから、最終的な完成も早まります。
Q部分開業をするには、福井駅部の設計変更や、南越に計画されている保守基地の代替など、追加費用がかかりますよ?
A追加費用<早く入ってくる線路使用料なら問題ありません。年間100億の線路使用料が見込まれていますから、例えば7年先行させれば
700億円得することになります。もちろん経済波及効果も早く発揮されることとなります。一方で追加費用は一定ですが、
先行する期間が短ければその分得も小さくなります。したがって敦賀まで10年で完成するのなら先行開業は無駄でしょう。
QJR西日本もめんどくさいと思うんじゃ?
A線路使用料は収支改善効果の半分程度とされていて、(経営努力次第とはいえ)JRも儲かるようにできています。
したがってこれもまた2度開業する追加費用が、数年分の儲けを下回るので問題なしです。
新八代も八戸も、7.8年の差しか有りませんが、先行開業しました。
Qでも、富山までは先行開業しなかったよ。
Aこれには3つの理由があります。まず4年しか差がないこと、4年では手戻り工事費、仮車両基地などを考えると得にするのは難しいでしょう。
次に予算が足りないこと、2010年までに博多、青森、富山を一括で開業させることが難しいと見込まれたことです。
最後は、富山駅の高架工事が遅れていて2010年までに完成させるのが困難になったことでした。
これら東北九州とは違う事情が、先行開業をしなかった理由です。
Q福井先行開業論なんて、誰が言ってるの?
Aみんなが言っています。一つのソースとしては北陸新幹線の沿線やJR西日本など主要メンバーが集まる期成会で、
福井までの早い完成を決議した、というのが挙げられています。
しかしこれは3年前の話、敦賀まで10年程度で完成できるという期待が高まったためとにかく一括認可を主張して勝ち取るということで、
福井先行論を言う人はいなくなりました。しかし敦賀まで15年かかるという説が飛び出した今、当然議論されるのは福井先行論です。