東電に人員削減要求=グループで数千人規模に−第三者委報告
東京電力福島第1原発事故の賠償資金を捻出するため、東電の経営を調査する政府の第三者委員会(委員長・下河辺和彦弁護士)が
今月末に提出する報告書で、人員の削減を求めることが16日分かった。
これを受け、東電は国の支援を受ける際に策定する「特別事業計画」に人員圧縮を盛り込む方針。
削減規模はグループ全体で数千人に膨らむ可能性がある。
これまで東電は人員の削減について明確な方針を示していなかった。
第三者委は不要な事業の整理を進めれば、本社や関連会社で余剰人員が発生すると判断した。
第三者委は20日に西沢俊夫社長から経営状況をヒアリング。その結果も踏まえ、報告書を取りまとめ、28日に提出する。
報告書は人員削減に加え、給与水準の引き下げも要求する見通し。
人件費をめぐっては、下河辺委員長が「高いという感は否めない」との認識を示していた。
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2011091700001 セシウム焼却灰受け入れ再開意向に抗議の電話、大館市困惑
国の基準を超える放射性セシウムを含む焼却灰が首都圏から大館市と小坂町に運び込まれた問題で、
焼却灰受け入れ再開の意向を示している同市に県内外から抗議の電話が相次いでいる。16日までの
3日間で100件近くに達したほか、メールやファクスでの抗議文も約20通届いた。市は「ネット上に
市の担当課の電話番号を記載し、不特定多数に抗議するよう呼び掛けているようだ」と困惑している。
市によると、抗議は関東や関西からが中心で、内容は▽(受け入れを再開すると)秋田のお米を
食べられなくなる▽大館を汚さないで▽核の拡散はだめ▽どうしてよその灰を持ってくるのか。
企業をもうけさせるだけだ?など。市民からも数件あり、中には「安全に処理されるならばいい」と
賛成意見もあったという。
抗議の電話は、焼却灰を積んだコンテナがJR大館駅に留め置かれていた約1カ月の間に十数件
あったが、その後はほぼ途絶えていた。
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20110917e