【一般】EF65について語ろう 49号機【PF】

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639でってぃう太田◇TAKAYUKI
>>607,>>613-618
一応ここで言うのはスレ違いかもしれないが、あくまでも自分がこの会社の内部だった頃の状況を交えてエピソードさせてもらう。
貨物は東や西と違い、接客をしない代わりに、車両検修の技術や入換作業のノウハウを重要視される会社。
駅にしても機関区にしても車両所にしてもそれは同じである。もちろん、一企業である以上は社の内部規定は定められているのだが、ほとんどが有って無いような状況。
それゆえ、現場に出向けばそれら規定に対する意識は更に低下しているのが現実である。一般客がゾロゾロと入ってこない貨物駅では入換作業中に社員が写真を撮っていたとしてもその行為が後の仕事に影響しなければ基本的に許される。
このブログの画像からすると恐らく筆者は運転士ではないかと思われるが、この事象を社に外部告発したところで当人に対する処罰は厳重注意程度で済まされる。
ネット上に敷地内で撮影した画像を出すことがタブー視されるのは通例だが、これはあくまで無断で部外者が撮影した場合によるものであり、内部の社員が画像を自身のブログ等で公開することはそこまで問題視されない。
もちろん、それらの画像を第三者が経営する他所の掲示板に公開したり写真コンテストに社の許可なしに投稿することは考え物だが、自分のブログ内では一個人が趣味の範囲で楽しんでいるだけのため、他者が介入して指図できる余地はない。
ブログが炎上しだしたらブログそのものを閉鎖するかコメント拒否制にすれば事態は収拾がつく。
640でってぃう太田◇TAKAYUKI:2011/05/28(土) 18:27:59.17 ID:IWM1X7abO
貨物がそこまでして社の規定のツメが甘い理由のひとつとして、筆頭に述べたとおりお客様と直接関わる仕事ではないからである。
確かに、コンテナ貨車に載せられた荷物の荷主=お客様という図式は強ち間違った表現ではないが、大多数の構内ではそれら荷物の取次ぎは委託業者に委ねられているケースが多く、直轄駅だとしても通運業者と関わる社員は限られてくる。
私は、2年程関西地方の某巨大貨物駅に入換操車係として勤務していたが、通運関係者と関わる機会は片手で数えられる程度であった。
遠まわしに言えばお客様と関わる仕事でも、その有形のお客様自体と接することがなければ社員共々規定に対する意識は薄くなっていく。そうした中で避けられず起こりうるのが数々の事故である。
旅客会社の場合、例え廻送列車であっても駅構内で脱線でもさせようものならば「お客様の信頼を失墜した―」として世間からバッシングの矢面に立たされるところであるが、貨物の場合は違う。
口酸っぱく言ってきたが、お客様と直接携わらないために本線上で列車を脱線させたりその他、他の旅客列車に影響を及ぼすことが無い限り世間からバッシングされることはまずない。
それらが、社内事故・労災に拍車をかけていることは言うまでも無く、社内では年に何度も脱線事故や激突事故を起こしている。規定を設けても社員らは意識しなければ上がどんな策を講じても無しの礫。
更に、現場でも人命に関わるような行動を起こし死傷事故が起こるような原因を作らなければ管理者は咎めることはまず無いのである。
こういう姿勢だから客を扱わないことに託け、公共交通の意義を甘く捉えているので、同じ事故を繰り返しても薬にすらできないのである。
641でってぃう太田◇TAKAYUKI:2011/05/28(土) 18:28:41.32 ID:IWM1X7abO
私が配属され1年経った頃、勤務する駅に珍しい機関車がやってきた。
その夜、一緒にチームを組んでいた先輩に許可を請うたところ、本線列車の往来に気をつけてくれればいいとのことで三脚と一眼レフ持参のもと、着発線で撮影した。すると、運転士も降りてきて30分程度マニアの四方山話となった。
しかし、構内本部へ戻ったところ、他の先輩から
「お前!仕事もろくに出来ないくせに呑気に写真なんか撮ってんじゃねえ!」
と怒声を投げられた。その先輩は自分より1年上で上司なのだが、自分の理に適わない部下は全て否定し切り捨てると言うとんでもない上司であった。
基本動作を無視してでも仕事は人一倍できるために構内仲間からの信頼は厚かったが、それに漬け込み鼻高くしては怒声を浴びせてくる始末である。
<img src="http://dl3.getuploader.com/g/8%7Cms1992/84/yokuatu.jpg">
このように、上司部下の関係を履き違えては利己主義で作業に徹している操車係が組成した列車が全国各地を走り回っていることを考えると、安全を最優先に作業しなければならない鉄道会社の立場としては風上にも置けないと言えよう。
仕事が出来れば安全の二文字を度外視してでも信頼が生まれるその環境こそが、全国各地の現場で起こる事故に更なる拍車を掛けていることを肝に銘じていただきたい限りである。
642でってぃう太田◇TAKAYUKI:2011/05/28(土) 18:29:25.44 ID:IWM1X7abO
ブログの画像の件は、これら社則・規定が曖昧化してきている結果、このような事象が起こったと言える。撮影者当人が事故を起こしさえしなければ問題視することも無いと思うが、社全体が安全意識に欠けていると言うことには変わり無い。