【延岡】日豊本線南部Part1【鹿児島】

県議会：来年、九州新幹線開業・吉都線１００周年で「霧島に観光特急を」　／宮崎
◇議員提案、県もＪＲに打診

九州新幹線全線開通と、ＪＲ都城−吉松駅（鹿児島県湧水町）を結ぶ吉都線１００周年を来年に控え、
吉都線での新たな観光特急運行の可能性が、２４日始まった県議会一般質問で話題になった。

満行潤一議員（社民）が、霧島ジオパークの認定を背景に「吉都・肥薩・日豊線をぐるっと循環する
観光列車があればいい」と「環霧島ジオパーク号」の運行を提案した。

渡邊亮一商工観光労働部長は「美しい霧島連山を望む沿線に観光列車が運行されれば、
肥薩線を走るＳＬ人吉との相乗効果も生まれる」と応じた。県は既に事務レベルでＪＲ九州に
吉都線での観光特急の運行を打診しているが、沿線自治体の盛り上がりは不可欠という。

議会後、東国原英夫知事も記者団に「おもしろいアイデアだ。霧島が見える観光特急、
霧島ジオパークを中心にしたトレッキングや登山は、地域の活性化や観光振興に重要では」と語った。

採算性の問題からＪＲ九州は定期運行には慎重だが、先月、日南線を走る観光特急「海幸山幸」の
車両で霧島を１周した特別企画は盛況に終わったという。
ＪＲ九州宮崎総合鉄道事業部の川原淳一部長は取材に「現時点での計画はないが、
沿線のまちおこしに貢献したい。要望は本社に伝える」と話している。
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20101125ddlk45010644000c.html