【浅草線短絡新線】成田-羽田:鉄道で50分台計画 8
2010/07/20 建設通信新聞 5 ページ
東京駅発も検討/スカイライナーで花田京成社長
京成電鉄の花田力社長は15日、国土交通省が検討している押上駅〜泉岳寺駅間の短絡線が整備され、東京駅への乗り入れが可能になる場合、東京駅発の新型スカイライナー導入を前向きに検討するとの考えを示した。
成田スカイアクセス開業記念式典後に開いた会見で明らかにした。
押上駅〜泉岳寺駅間の短絡線は、国交省が成田・羽田両空港と都心との鉄道アクセスの課題を改善するために検討している。
2009年度には「成田・羽田両空港及び都心と両空港間の鉄道アクセス改善に関する検討委員会」を設置したほか、「同改善に係る調査」も実施した。
17日に開業した成田スカイアクセスで運行する新型スカイライナーは、京成上野駅を出発し、日暮里駅で止まった後は北総線や成田高速鉄道アクセス線などを経由しつつノンストップで成田空港の2駅に向かう。
花田社長は「(押上駅〜泉岳寺駅間の短絡線が)具体化してくれば、東京駅発についても前向きに検討していきたい。乗り入れる場合は、(地下を走るため)別途、車両をつくる必要がある」としている。