JR西、赤字線をバス転換 2路線目

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491名無し野電車区
webun.jp/news/A300/knpnews/20100326/13410
枝線存廃、協議の意向 新幹線会議でJR西社長 2010年3月26日

 政府の整備新幹線問題調整会議が3月25日、国土交通省で開かれ、JR西日本の佐々木隆之社長が、氷見線や城端線など北陸線の枝線の利用者が大幅に減少しているデータを提示し
「地方ローカル線問題は大きな経営課題。対処方針を考えていきたい」と指摘した。佐々木社長は、枝線の存廃も合め、自治体や地域住民らと意見交換していきたいとの意向を示した。
富山県地域交通・並行在来線対策課は「並行在来線は新幹線開業後の経営分離が決まっているが、枝線は経営分離の対象になっていない」とした上で
「JRとの並行在来線に関する協議で枝線が主たる議題になったことはない」としている。

 JR西日本が会議で示したデータは、北陸線と枝線6線の昭和63年と平成20年の利用者数を比較しており、城端線は40%減、氷見線は約50%減などと軒並み半減している。

 佐々木社長は会議後、枝線について「ローカル線をどうするかは経営の問題の一部」と前置きした上で、地域によっては、鉄道からバス路線に切り替えた方が利便性が高まる可能性があると指摘。
「そういうことを合め、交通をどうしていくのがいいのか地域と話をさせてもらいたい」と述べた。

 並行在来線の北陸線に関しては、沿線自治体から新幹線の敦賀開通まではJR西日本に継続してもらいたいとの声があることについて、あくまで経営分離が条件だとして否定。

 JR西日本が運行だけを担う上下分離方式も、経営分離を着工条件にした現行の整備方式を挙げ「金沢以西でも現行のスキームを守っていただきたい」と話した。