88 :
名無し野電車区:
そのまた隣の おばさんは
足立育ちで チョッピリ美人で
お祭りさわぎが 大好きで
イキな素足に しぼりの浴衣
雨が降ろうが ヤリが降ろうが
朝から晩まで おかぐら見物
ピーヒャラ ピーヒャラ
テンツク テンツク
おかめと 鬼が ハンニャとヒョットコが
ピーヒャラ ピーヒャラ
テンツク テンツク
ソーレ ソレソレ お祭りだ
おばさんおばさん 大変だ
おうちは留守だよ 空っぽだ
こっそり空巣が ねらってる
何をいっても ピーヒャラヒャ
何を聞いても テンツクツ
ピーヒャラ ピーヒャラ
テンツク テンツク
ソーレ ソレソレ お祭りだ
お祭りすんで 日が暮れて
つめたい風の 吹く夜は
家を焼かれた おじさんと
ヘソクリとられた おばさんの
ほんにせつない ためいきばかり
いくら泣いても かえらない
いくら泣いても あとの祭りよ