大窓の0系初期車は活躍は長かったし、その後100系で大窓が復活したりしたため、
日本人が新幹線車両にもつイメージのひとつとして、大きな窓から景色が見えるというのがある。
N700系はそれに真っ向から背を向けた車両。
車体傾斜のために車体幅を小さくする必要があったため、現在の技術だとああするしかなかったけど、
乗客は当然そういう事情は知らないし、それを押し付けることはしてはならないこと。
のぞみが続々と在来形式からN700系に置き換えられているが、それに伴ってシェアが増えているわけでもないのだから、
窓を小さくしてまで車体傾斜の導入を急ぐ必要はなかったと言える。