>>304 バランスシート的には、'70年代までのタダ同然の貨物運賃で利益(経済成長)を
とげたのち、一気に離れた日本経済界の「乗り逃げ」状態なんだが。
国会が破綻直前まで国鉄運賃をどう扱っていたか知ってるよね。
まさに今の高速料金同様、政治的なアレだよ。
で、借金先送りと。
分割民営スキームが固まってきたとき問題になったのはむしろ、
今現在と未来の鉄道利用者の負担(≒JR負担分)が大きいこと。
世代間問題では、引退世代の乗り逃げを認めることにもなるしな。
借金を累積させたのはまさに、彼らの世代の選ばれた議員による判断だから。
年金が多かった世代と重なるというのも皮肉なもんだ。
「低運賃を享受しながら使わなくなった構造」の問題がまるで無いかのように
鉄道を使わない人にも税金から負担とかスッとぼけたプロパガンダは前から
あったけど、酷くなったのはタバコ税の時からだろ。
車に乗らなくても物流を通じて高速道路の世話になってるどころの話じゃ
ないよ、これは。高速1,000円で内航海運が騒いでくれたお陰で、この
詭弁はあまり聞かなくなってるけどね。政策誘導の結果道路しか選択肢がない
局面が多いのは事実だが、「物流が」なんていうのは運び手側の勝手だと
船舶業界のお陰で理解しやすくなってるところだろう。