名古屋の奥座敷こと浜松。此処最近、浜松を訪れた機会は何度あったのだろう
か。2002年は浜松祭りなるイヴェントに、2004年は花博・ガーデンパークに、
2007年は勤めていた会社が嫌になって、ズル休みして此処に立ち寄ったり、
浜松城を訪れた。
浜松はかつての中都市から、政令市へと脱皮し、活気が戻ってきたのだ。
私はその新しい浜松に感動したのだ。それ以来、私と浜松の距離がグッと近くなってきた。
さて、その浜松、真っ先に連想するのは、何だろうか。浜名湖、鰻、うなぎパイ
パルパル、競艇、ガーデンパーク、フルーツパーク、舘山寺温泉、鍾乳洞、気賀関所……。
まだまだ、浜松には見所があるものだ。2月は名古屋では冬真っ盛りだが、此処浜松では既
に春の準備を整えているのだ。それが、前述したフルーツパークである。
名古屋から浜松迄は、東海道本線か新幹線を利用するのだが、東京からほん
の100キロしか離れていない所まで、新幹線を使うのは、時間に追われて
いるようで控えた。毎度お馴染みの特別快速に乗った。今日は土休日なので、
本数も多くなっている。名古屋〜浜松1890円也。新幹線だと、自由席料金だけ
でも2410円掛かる。その浮いたお金で、小腹を埋める物が買えるのだ。駅でコ
ーチンわっぱめしと、アイスレモンティーとジャスミンティーを買った。
口馴染みの名古屋めしを抓みながら、話を続けるとしよう。特別快速で向か
うと、所要時間が1時間25分なので、存分に転換クロスシートでの優雅な(?)
時間が過ごせたり、間近に沿線の景色が堪能出来るのだ。
見給え、転換クロスシートに座って、旅行のパンフレットを片手に、東海ウォーカー
の記事を読んで、浜松について語り合うアヴェック。フフフ、浜松に向かうなら、
勝負だな。言っておくがな、フラワーパークの美味しい所は、私が貰ったぞ。誰にも
渡さないぞ。密かにライバル心を燃やしながら、アイスレモンティーを徐に啜り、
めしを押し込んだ。鶏肉に味が染み込んでいて旨いのだが、脂身が利いた。それを
一気にアイスレモンティーで流し込んだ。