結局予算についてまとめると、こうか?
・線路使用料から新規路線に充当できるのは5100億〜6000億
・2016年〜2019年の一般会計充当分 706×4年=2824億
(材料高騰などで既着工区間の建設費が増えた分は線路使用料が充当されているから)
・2009年〜2019年の一般会計増額分 104×11年=1144億
(2009年度は2008年比104億概算要求額が増額されており、政府与党の申し合わせが見直された時は毎回満額通っている)
・補正予算120億
の計9188億〜10088億で、地方負担を含めると、1兆5000億を超える。
一方支出については
>>393の記事によれば
原材料価格高騰により増えた既着工区間の建設費は4100億(ただし線路使用料を当てることが織り込み済み)。
新規着工区間の総建設費は4200億増えて2兆5000億に。
よって1兆円ほど予算が足りないことになるが、いろんな記事を読む限りとにかく確保された分だけは来年度着工することだけは間違いない。
しかし実際は工期を延長すること、あるいはいっそうの予算の積み増しなどの工夫により、とにかく全区間来年度着工されそうな空気を感じる。
こんないい選挙対策はないからねw
さらに、建設費の高騰の試算が出たのは原油が最高値を記録した概算要求時期の話。
その後リーマンショックとオリンピックの終了で、急速に原油鉄鋼など原材料価格は暴落、全治3年以上の不況に突入して建設業の仕事も急激に減少し、応札額を急激に下げている。
結局は建設費が元通りになりかねず、そうなれば不足額は2000億程度(事業費ベース)にまで減る。
なんか波乱万丈だったけど、2020年3月の札幌開業が急に見えてきた気がするな。