びゅんびゅん京成@2ch[第100部]

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512名無し野電車区
2008/10/06, 日刊建設工業新聞

 東京都、葛飾区、江戸川区、京成電鉄の4者は、鉄道の連続立体交差化の技術的検討を進めている京成高砂〜江戸川駅間について、
鉄道の高架形式や既存車庫の移設位置についての想定パターンを明らかにした。
昨年度の検討で、鉄道の高架形式について4形式、立体交差時の高砂車庫の位置を5パターン想定。
それぞれの技術的な課題や街づくりへの影響を抽出した。
本年度は周辺の街づくりへの影響や連続立体化・移転の費用、関係機関の同意などの課題をさらに検証し、実現可能な方策を検討する。
高砂駅周辺では、京成本線、京成金町線、北総線が交わり、10年度には成田新高速の開通も予定されている。鉄道を高架化した場合に高砂駅東側の高砂車庫(約4・3ヘクタール)の取り扱いが課題となる。
これまでの調査で、高砂車庫は3割縮小することが可能とされている。
鉄道の高架形式については、▽A=1層高架(他線と金町線下りを立体交差)▽B=1層高架(金町線下りを平面交差)▽C=上下線を分離した2層高架▽D=金町線だけを3階にした2層高架―の4案を想定し、課題を検討した。
A案では高架橋の幅員が約47・5メートルと広くなり、支障エリア・物件の範囲が大きくなる。B案では金町線下りと他線の平面交差が生じ、本線へ乗り入れにもダイヤの制約が生じる。
C案では、駅の移設と北総線高架橋の一部改築や、引き上げ線のために中川に橋梁を架設する必要がある。
D案では、本線と金町線の乗り入れが不可能となる。
513名無し野電車区:2008/10/08(水) 18:23:06 ID:Aw+uNV5E0
高砂車庫の位置については、▽現位置(道路の単独立体)▽現位置(連続立体)▽既存車庫の東側に移設▽高砂団地敷地を利用▽本線沿線の小岩方面に移設―の5案を想定した。
車庫を現位置に残すと、単独立体では周辺道路との取り付けや踏切解消に課題が残り、連立を行う場合は駅舎を約600メートル中川方向に移設する必要が生じる。
既存車庫の東側を利用する場合、約1・4ヘクタールの用地買収が必要な上、道路と交差する車庫線の桁下の高さが不十分になる。
高砂団地敷地を利用する案は、側道の付け替えなどが必要になるが、他案に比べ大きな課題は少ない。小岩方面に移設する案は約3・5ヘクタール(120件)の用地買収が必要になる。
車庫を現位置に残す場合も移設する場合も、地域の分断や、地元が進めている街づくりとの一体的な整備、周辺住民の理解などを課題として挙げた。
地元で街づくりの検討を進めている高砂地区開発協議会は、高砂団地の建て替えで創出された用地の活用を視野に入れ、上部の利用法などを街づくり基本構想に盛り込んでいる。