>>845 名鉄西尾・蒲郡、廃線の危機、官民一体で存続模索、養老鉄道の手法に注目。@
愛知県西三河地域を走る名古屋鉄道の名鉄西尾・蒲郡線の一部(西尾―蒲郡駅)が廃線の危機にある。
沿線自治体は代替の公共交通機関が少ないことから存続を求めているが、利用者の減少が続く同区間の赤字は毎年七億円にも及ぶ。
名鉄幹部の間では、自治体との協力で存続を実現した近畿日本鉄道の「養老鉄道モデル」を導入する案も浮かんできた。
十六日、西尾市役所で第四回名鉄西尾・蒲郡線対策協議会が開かれ、名鉄関係者のほか、沿線自治体の代表者が集まった。
協議会の会長を務める名鉄の柚原誠副社長(鉄道事業本部長)は、「利用者の減少に歯止めがかからず一企業としての存続は困難」であることを強調。
自治体側は「路線が廃止されれば、希望する高校への進学がかなわないことにもなりかねない」と訴えた。
今後は県や国が協議会のメンバーに加わり存続への具体策を協議する。