>>184-185 >>187-188 JRまた線路破断 江差線 点検済みで想定外 ダイヤに乱れ(02/20 14:12)
【木古内】二十日午前七時二十分ごろ、渡島管内木古内町大平のJR江差線札苅(さつかり)駅−木古内駅間で、
運行管理システムが異常を感知し、線路の一部が破断しているのが見つかった。
JR北海道のレール破断は昨年十二月以来、三回目。
過去の点検ではこの地点で破断の原因となる亀裂や傷などは見つかっておらず、想定外の発生により保安基準の見直しを迫られそうだ。
同社函館支社によると、破断レールは木古内駅から函館寄りに約二キロの地点で、垂直方向に幅二十ミリのすき間が生じていた。
このため、運行管理システムが実際にはない列車を感知する「軌道短絡」が発生し、信号が赤のままの状態になった。
同支社は午前八時ごろから継ぎ目板による補強を行い、同九時五分ごろに運転再開したが、
普通列車三本が運休、特急など四本が最大九十五分遅れるなど、約四百人に影響が出た。
このレールは一九八五年に敷設され、八八年に長さ約二キロの継ぎ目のないロングレールにするため溶接された。
原因について、同支社は「金属疲労と、冷え込みによる寒暖差が影響した可能性がある」とみている。
破断地点では八日に一度、保安員が目視点検を行っており、十二日の点検では異常はなかった。
JR北海道は昨年十二月二十一、二十七の両日にも千歳線でレール破断が発生。
トラブルを受け、破断の発生源となる傷や亀裂、表面の黒ずみが確認されていた
道内路線の三千九百十六カ所を超音波で再検査していたが、今回の破断地点は発生源がなく対象外だった。
同支社は近く破断したレールを交換し、詳しい原因を調べる。
ttp://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/77118.html (破断状況写真あり)