成田新高速鉄道 part11

このエントリーをはてなブックマークに追加
229名無し野電車区
成田―羽田間、直通1時間で・国交省検討、鉄道網整備
2007/11/22, 11:47, 日経速報ニュース

国土交通省は成田国際空港と羽田空港を1時間以内で移動できるように既存の鉄道網を
見直す。現行の鉄道による移動時間は最短でも1時間45分程度かかる。各駅停車の列車
の追い越しに必要な場所をつくるなどして、特急列車を運行する。地方空港から首都圏空
港を経由して国際線が利用しやすくなる。
成田―羽田間はリムジンバスなら約1時間15分(標準ケース)で移動できるが、渋滞に巻き
込まれるなど不安定な面もある。一方、鉄道は京成電鉄、都営浅草線、京浜急行が相互乗
り入れで成田と羽田を結んでいるが、乗り換えが必要な場合が多く時間がかかる。
運行時間の短縮の障害となっているのが、地下鉄である都営浅草線に追い越し施設がほ
とんどないことだ。このため各駅停車の列車などが特急列車の通過を待つ待避設備やバ
イパス線を整備して、成田―羽田を短時間で結ぶ特急列車を運行する。
施設整備には、2009年度以降の株式上場を目指す成田国際空港会社の株式売却益の一
部を充てる方向で調整する。有識者などでつくる調査委員会で1―2年程度かけて、具体的
な整備手法などを検討。財源のメドがつきしだい着工する方針だ。
国際的な空港競争が激しくなっているが、首都圏空港は容量が限られている。このため国
交省は国際拠点空港の成田と、国内線中心の羽田のすみ分けは維持しながら一体性を高
めることで、増加する航空需要に対応していく考え。政府は5月に空港自由化戦略などを盛
り込んでまとめたアジア・ゲートウェイ構想の中で「両空港のアクセス改善を図りつつ、一体
的に活用する」方針を示している。
欧米の主要空港は国際線と国内線が両方とも乗り入れているところが多く、乗り換えは容易
にできる。韓国のソウル近郊には仁川国際空港と金浦空港の2空港があるが、高速鉄道で
30分程度で移動できる。