来月 三岐線最後の吊掛車607Fの代わりとなる車両が入る予定です。今までの2両編成から3両編成になり輸送力が強化されます。価格
は3両で3000万円。一方、北勢線の冷房改造費は旧型車3両で4700万円。これに高速化改造の費用が上乗せされます。旧型車3両の輸
送力は本線1両分に足りません。北勢線車両の高速・冷房化費用は総額4億円掛かります。これまでに冷房改造された編成でも完全冷房されて
いない編成がでている事からわかるように工事完了後も湯僧侶p区に対する冷房化率は6割台にとどまります。もし仮に北勢腺が改軌されてい
たとしたら輸送需要から予備1本を含め2両編成4本で足り、費用も1億円ほどになり、3億円の節約になります。もちろん完全冷房化です。
民鉄用語辞典
定員 普通鉄道構造規則では、座席については幅400mm以上、奥行き400mm以上、立ち席は1人当たりの占める広さが0.14平方mと定められています。
http://www.mintetsu.or.jp/word/Individual/497.html 鉄道車両の場合、背もたれを含む奥行きで400mm以上ですが、バスを含む自動車の場合、座面奥行きで380mm以上とされています。
一般の鉄道車両のロングシートの場合、背もたれを含み550mm以上ですが、北勢線の車両の場合、背もたれを含み475mmですので
背もたれを除くと380mmを下回り、自動車の基準からすれば座席として認められないことになります。
あえて車両ごとの定員を計算すると下のようになります。
サ130,140(非冷房) 約70人
270、170(非冷房) 約100人
モ277(非冷房) 約130人
一般の鉄道車両 (先頭車両)約250人 (中間車)約260人
これから冷房化後の北勢線の列車の輸送力は4両編成でも260人ほどに留まります。