西日本高速道路会社が中国自動車道の西宮名塩サービスエリア(SA)などで進める“トイレ改善作戦”が好評だ。
洋式便器すべてに温水洗浄器を整備し、女性トイレでは「落ち着いて化粧直しを」という利用者の声をもとに洗面台と
鏡を分離して化粧スペースを整備するなどの工夫も。
同社が掲げるトイレの4C(清潔=clean、明るい=clear、快適=comfortable、魅力的=charming)化が着実に
進行している。
同社は民営化から一年を迎えた昨秋、トイレの3K(暗い、汚い、くさい)というイメージ脱却を計画。
二〇〇八年度までに管内のSA九十八カ所、パーキングエリア(PA)百八十九カ所にある洋式便器全千七百基に
温水洗浄器を付ける方針を打ち出した。
一方で、完全バリアフリー化や慢性的に女性トイレに列ができる所などで女性トイレを増築する-など、トイレ施設
そのものの抜本的なリニューアルも実施。
一〇年度までにまず百カ所を手掛ける計画だ。
兵庫県内では「第一号」となる西宮名塩SAでは、上下線各約一億三千万円をかけて改修工事が進んでいる。
リニューアル完了は来年二月ごろの予定だが、改修を終えた女子トイレなどに対し、利用者からは「とても快適になった」
などの声が寄せられているという。
同社は「従来の負のイメージを払しょくし、利用者の『満足施設』となるようなトイレへの改良を進めていきたい」としている。
利用者の声をもとに化粧スペースが整備された西宮名塩SAの女性トイレ=西宮市塩瀬町、中国自動車道
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/Images/00603717.jpg http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000603716.shtml 地下鉄の駅もこんな感じで綺麗にして欲しいな。