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名無し野電車区:
本日朝、県内各駅の利用者は新たな息吹に胸を高鳴らせていた。
そう、ロングシートの息吹に、そしてこれから始まるロングシートの時代に。
122M、旧来の113系8連から装いも新たな211系6連に変更される列車。
静岡の未来、ロングシートの未来を象徴する希望の光。
電光掲示板に6連の文字が輝かしく表示される。おお、何という美しき光景。
ホームで待つ旅客の間に歓喜の声が挙がる。
列車の接近を告げるアナウンス、遠くに見える白く輝く前面。
ロング ロ ン グ ロング ロ ン グ ロ ン グ ロ ン グ !!!
ロング ロ ン グ ロング ロ ン グ ロ ン グ ロ ン グ !!!
ロング ロ ン グ ロング ロ ン グ ロ ン グ ロ ン グ !!!
誰からともなく、ホームで期待に胸を膨らませる乗客の間から
歓呼のコールがわき上がる。そして列車のホーム進入と同時にそれは最高潮へ。
ロングマンセー ロ ン グ マ ン セ ー ロ ン グ マ ン セー!!!
葛西様マンセー 葛 西 様 マ ン セ ー 葛 西 様 マ ン セ ー!!!!
乗客の大歓声に包まれながら列車はホームに滑り込んできた。
中には感激のあまり涙を流して嗚咽する者すらいる。
122Mは定刻通り駅を発車した。ロングシートの広々とした明るい車内に整然と
乗車する乗客達。クロスシートの無秩序、混沌は微塵もない。
明るい車内、希望に溢れた乗客の顔。ロングシートの時代の幕開けである。
駅には歓びに感極まって茫然自失し、乗り遅れて取り残された乗客すらいる。
しかし、彼らも明日からはロングシートに乗る歓びを存分に味わうだろう。
静岡県内のロングシート化を敢行して下さった我らが葛西様の大恩を胸に刻みながら。
今朝まさしく未来への扉が開かれたのである。輝けるロングシート時代への扉が。
今一度、心の奥底から叫ぼう、歓喜の声を、力一杯に。
ロ ン グ シ ー ト マ ン セ ー !!!
葛 西 様 マ ン セ ー!!!