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名無し野電車区:
DMV、富士で来月テスト JR北海道と覚書
富士市とJR北海道が24日、DMV(デュアル・モード・ビークル)の使用に関する覚書を交わすことが20日、
明らかになった。これにより、11月下旬にも市内でデモ走行に向けてのテスト走行が行われる見通しとなった。
鈴木尚市長がJR北海道側を訪れ、覚書を交わす。北海道以外でDMVが走行するのは全国で初めて。
DMVは鉄道と道路の双方を走行できる新交通システム。JR北海道は本年度中の営業運転開始を目指している。
富士市は北海道に次いでの導入を視野に入れ、準備を進めていた。今年が市制施行40周年にあたることから、
年度内にデモ走行を行い、数年後の導入を目指している。
鈴木市長は24、25日に札幌市の同社を訪れる。覚書はデモ走行に向けた基本的な内容。DMVの貸借や費用、
技術的アドバイスの提供などについては今後、契約を交わすという。
テスト走行は夜間、終電後の岳南鉄道を利用して実施。本構想とは若干、ルートが異なるが、原田駅から市場前までの
約二・8キロの鉄道を利用して走行する。徐々に速度を上げながら安全性を慎重に確認してデータを採取した上で、
最終的にデモ走行の日程を決定するという。走行環境は8月末にJR北海道が視察・確認した結果、大きな問題はなかった。
本格導入に向けて大きな一歩を踏み出した同市は「デモ走行は終わりではなく、スタート。この熱を冷まさないように
間を空けずに事業を進めていきたい」としている。
(10月21日 静岡新聞)