【DMV】「デュアルモート・ビークル」5【JR北海道】

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DMV予算を概算要求 2006年09月02日
■ 探知システムなど 実用化を後押し

線路と道路をともに走れるJR北海道が開発を進めるデュアル・モード・ビークル(DMV)の実用化に
向けて国土交通省は、07年度予算の概算要求に安全運行を実現するための
「列車検知と信号システム」の開発費を計上するよう求めた。

DMVは、採算確保が難しいローカル線を抱える全国の鉄道事業者や自治体が導入に前向きとなって
いる。「走り」の安定性は営業運行ができるほど高まったが、車体が軽すぎ、鉄道ならではの列車検知と
信号システムが確実に作動しないため本格的な営業運転に踏み切れないでいる。
国交省は財団法人・鉄道総合技術研究所を資金支援する形でDMVに対応した同システムの
技術開発を進める。具体的には無線システムなどを活用し、線路上を走るDMVを検知し、信号を
作動させるシステムを念頭に置いているという。
JR北海道は来年4月からJR釧網線でDMVの試験的な営業運行を始める。予算計上が実現すれば、
官民あげてDMVの普及に向けた取り組みが本格化する。
JRの在来線では、鉄製のレールに電流を流し、列車がどこを走っているかを把握する列車検知システムが
使われている。列車がレール上を走ると、電流は鉄の車輪を伝い、もう一方のレールへと流れる。
この方式で列車を検知し、信号を青にしたり、衝突しないよう赤信号を表示させる。踏切の遮断機も連動して
いる。
鉄道車両は軽量化が主流だが、マイクロバスを改良したDMVは軽すぎた。既存の列車は約40トン。
DMVは約6トンだ。これまでの走行試験では、降雨時に電流がDMVの車輪に伝わらないケースがあった。

ttp://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000609040007