平成7年度の所沢市議会録より
(議員の質問)
まず第1に、都市高速鉄道8号線というのが現在進行中でございます。
これは皆さん御存じでしょう。
これは、現在のところ、計画としては清瀬までの相互乗り入れという話を聞いています。
清瀬までは来ましょうということになっている。
ところが、清瀬まで来た車が回れ右するときはどうなるんだ。
これは、実は小手指まで来て、そこで向きを変えて行くわけです。
じゃあ、清瀬と小手指の間は何を運ぶんでしょう。
お客さんは清瀬で降ろして、小手指までの間は空気を運ぶんです。
こんなもったいない話はない。
だから、あっさりと小手指までお客さんを運んでいただきましょう。
小手指を始発、終着に。
とりあえずですよ、今ここまで来ていますからね。
これが第1でございます。
(市長の答え)
まず最初に、交通対策につきましての御質問の中から、
都市高速鉄道8号線についての御質問がございましたので、お答えを申し上げます。
この件につきましては、西武池袋線と営団有楽町線とのいわゆる相互乗り入れでございまして、
その区間を、飯能駅まで延伸の実現を目指しまして、昭和48年から沿線10市によります都市高速鉄道8号線建設促進協議会を設置をいたしまして、
今日まで関係機関に働きかけてまいりましたし、その積極的な運動を展開をしてきたところでございます。
その成果といたしまして、昨年12月に練馬駅からの相互乗り入れが実現をいたしたところでございますけれども、
今後も、協議会といたしましては、小手指駅までの実現と合わせまして、最終目的であります飯能駅までの相互乗り入れの早期実現に向けまして、
関係市、力を合わせて積極的な運動を展開をしてまいりたいと考えております。
(別の議員)
西武池袋線沿線の10市で構成する都市高速鉄道8号線の建設協議会というのがございまして、
会長さんは所沢市の斎藤市長さんです。これが、その協議会発行のパンフレットでございますから、
皆さんもよくお見になって……。
副会長は東京の保谷市長、そのほかたくさんございますが、この人の団体で、協議会の人たちが、
去る2月の10日に、西武鉄道株式会社の本社に仁杉社長を訪問いたしまして、
この線の早期立体化と地下鉄有楽町線との相互乗り入れの飯能駅までの延伸計画等について陳情されたそうでございます。
相互乗り入れは、平成6年12月に練馬駅まで実現いたしまして、現在のところ清瀬駅まで延伸が決まっております。
現在、同協議会としては、県内から都心への通勤住民が多いことから、飯能までの延伸を強く要望されたということであります。
斎藤市長さんはじめ担当部長さん、大変御苦労さまでございました。
清瀬までだった有楽町線を西武に嘆願して無理やり飯能まで引っ張ってきたのは
自治体なんだから今のダイヤは自業自得、いや本望だろう?
文句を言うなよ!
△西武池袋線のダイヤ改正に対する抗議ならびに要望書
西武池袋線連続立体交差事業(桜台駅〜練馬高野台駅間)については、昭和46年の都市計画決定に始まり、
昭和59年の練馬高野台駅付近の工事着手から、平成15年の練馬駅〜中村橋駅間の完成に至るまで、本区議会は、
区民および行政とともにこの事業に協力し、その効果に期待を寄せ、心待ちにしてきました。
しかしながら、西武池袋線練馬駅から中村橋駅間の高架複々線化が完成したことによる平成15年3月のダイヤ改正において、
保谷・大泉学園・練馬高野台・富士見台・中村橋の各駅については、停車本数が大幅に減少されました。
こうした状況を受け、本区議会は、区とともにこのダイヤ改正に強く抗議するとともに、
一刻も早く停車本数の増加を図るよう要望書を提出し、貴社からは、
次回のダイヤ改正では要望書の趣旨に沿った改善に向け努力するとの回答をいただきました。
このような改善の約束にもかかわらず、今般貴社が発表した平成17年3月実施予定のダイヤ改正では、
現行ダイヤが改善するどころか、むしろ後退したものとなっており、
区民の利便性がさらに悪化するのは明白であります。
また、連続立体交差事業が進められているなか、公的役割を担う鉄道事業者として、
貴社が練馬区民に対して果たすべき役割は絶大なものがあるにもかかわらず、
本区議会ならびに区に対して何の説明もないまま記者発表されたことは、遺憾の極みであります。
よって、本区議会は、平成15年3月の貴社との約束を反故されたことに強く抗議するとともに、
練馬高野台駅から大泉学園駅間の連続立体交差事業の事業期間も含めて、
今後のダイヤ改正を行う際は、練馬区民の利便性向上を図るよう強く要望するものであります。
平成17年3月1日 練馬区議会議長
(酉武鉄道)
将来的に、石神井公園以西の複線区間を運行する一般列車に
ついては練馬駅を途中停車駅とする準急とし、石神井公園まで
運行の列車についてはすべて区間準急と各駅停車にする方向
で検討いたします。
現在の急行は、4000系による快速急行として別途運行いたします。