◇◆◇新幹線はどこまで高速化できる?part8◇◆◇

このエントリーをはてなブックマークに追加
535名無し野電車区
4/4交通新聞ニュースより

墨滴(FASTECH360Z)


--------------------------------------------------------------------------------
▼JR東日本の新幹線高速試験電車の新在直通用車両「FASTECH360Z」が落成し、
あす5日、宮城県利府町の同社新幹線総合車両センターで報道公開される

▼昨年から走行試験を行う「FASTECH360S」に次ぐ第2編成。2006年度
(平成18年度)は、すれ違い・併結運転などの試験を行う予定で、新幹線の高速化計画は
新たなステージに入っていく

▼時速360キロ域での高速走行を実現するためには「高速性、信頼性、環境適合性、
快適性など乗り越えなければならない課題が山積している」
と指摘する同社技術陣。だが、すべての面で“世界一の鉄道システム”を追求していく表情に
1点の曇りはなく、先日行われた「FASTECH360S」の試乗会でも自信の一端を
垣間見た

▼東北新幹線八戸〜新青森(仮称)間開業を1日千秋の思いで待ちわびる青森県からも
熱い視線。先日行われた第12回R&Dシンポジウムでも「新幹線の高速化は
地域間アクセスを変革する。コンビニ感覚の旅の提案も可能」といった期待が寄せられた

▼かつて同社会長を務めた故山下勇氏は「鉄道とは技術サービス産業であり、
確かな技術力があってこそ、質の高いサービスが提供できる。技術の裏付けがない鉄道事業は
意味がない」と語った。「FASTECH360」は、まさに同氏の願いを具現化する
取り組みでもある