今回は時刻表を持ち合わせていない。理由はお金がもったいないからだ。たかだか数百円なのになんて小市民だろう。
でも時刻表そのものは駅にある。午前7時、とりあえず作戦を練るためにみどりの窓口で時刻表をめくる。
現在午前7時。湖西線近江今津行きがある。近江今津から敦賀行きに接続している。
それだけ確認するととりあえず京都駅3番ホーム(湖西線乗り場)に向かった。
京都から舞鶴方面は普通山陰線園部、綾部と回って舞鶴に向かうのだが今回はちょっとひねくれて湖西線経由で敦賀、
小浜経由で舞鶴に向かうことにした。こういった回り道ができるのはフリーきっぷの強みである。
というわけで京都駅3番線から湖西線近江今津行きに乗った。117系トップナンバー編成である。
車内は学生やビジネスマンでほぼ埋まっている。ラッシュとは反対方向なのでがらがら・・・ と思いきや、結構乗っている。
まあ、終点までには空くだろう・・・ と思いきや、学生はともかくビジネスマンの大半は近江今津まで乗りとおしてしまった。
今津町に何かあるのだろうか。
湖西線は琵琶湖の見えない東海道線とは異なり、琵琶湖の西岸を走る湖西線は全線高架であることもあり、
琵琶湖が良く見える。特に小野〜志賀間や北小松〜近江高島間はとりわけ間近でよく見える。琵琶湖は日本一大きな湖
なので海と間違えそうだが、対岸がかすかに見える。また、波があまり立たない、ということもあって琵琶湖は
ウインドサーフィンのメッカでもあったりする。もっとも地元だから別段感動はないけど、初めて琵琶湖を見る人はその大きさに
驚くらしい。近江今津に到着。今津町の中心地である。「鳥人間コンテスト」の開催地彦根の対岸にあたる。
(つまり挑戦者はこっちめがけて飛んでくるわけだ)
ほぼ満席のまま今津に到着。隣のホームには敦賀行き普通電車-419系電車がスタンバイ。もと583系寝台電車のなれのはてである。
さっきの今津行きからの乗り換え客はわずか。ほとんどが今津で下車したこととなる。そんなガラガラの3両編成は定刻に今津を出発した。