こんなのでどうだ?
JR琵琶湖線の将来展望
今後人口増加が望まれない社会になってくると、鉄道はますますクルマとの競合が激しくなるので、
着席サービスの重要度は増してくると思われる。琵琶湖線のような長距離通勤が多い路線では、特に着席サービスは重要といえる。
今後は、びわこライナーの増発や新快速への指定席(グリーン車)の導入も検討しなければならないだろう。
びわこライナーの増発は、特急車の運用の見直しを図れば不可能ではないだろう。また、視点を変えれば、
急行ちくまの停車駅見直し等を行えば、十分ホームライナーとしての価値が出てくるということもいえる。
新快速への座席指定車の導入は、かつて検討されたこともあるようだが、値頃感のあるものなら関西でも受けるはずである。
JR東日本の普通グリーン車や京阪特急のように、2階建て車両を導入すれば、収容力もアップするし、珍しい物好きの関西人にも
受けるのではなかろうか。2階建て車両はまだまだ目新しさがあると思う。
かつて計画されていたスーパー新快速は、どうやら実現しそうにないが、仮に今の新快速より停車駅を
減らした電車を運転するなら、着席はホームライナー型の整理券を必要とし、座席が全て埋まる混雑区間からは立客(もちろん無料)
も受け入れる方式が望ましい。特別な車両などは要らないが、ダブルデッカー車を含んだ、名古屋のセントラルライナーのように、
一般の車両よりもややレベルの高い車両を用意すればよいだろう。びわこライナーのように、単発物として、ラッシュ時に数本運転
するのもよいが、ラッシュ時以外は車庫で遊ばせるのももったいない。このような車両を造るなら、
データイムにも使えるような車両を造らなければならない。
例えば、6両オールダブルデッカーの指定席専用車両を造り、ラッシュ時は草津以東の各駅からのみ着席できるシステムとし、
データイムは逆に草津以東まで指定席(指定料金要)、草津以東は自由席として開放(料金不要)とすればよい。